レンチン音や扉のバタンも気配を消せる
何をもって“生活感”と捉えるかは人によってさまざまですが、筆者としては「チーン」「ピー」といったレンジのビーブ音も、ある種の生活感。その点、バルミューダは他の製品でも異なる操作音を取り入れていますが、『BALMUDA The Range S』でもその配慮は健在です。
この音も設定によって変更できますが、初期はギター(ex:タリラーン、ジャーン)やドラムのスティック(ex:カツカツカツ)音がデフォルト。実際の音は、YouTubeの公式チャンネルなどからどうぞ。
また、レンジの扉を強く閉めたときの「バタン」という音も、生活感といっていいでしょう。その点も『BALMUDA The Range S』では考慮され、『ソフトクローズ機構』という仕様を採用。ハイグレードなキッチン収納の扉や、高級家具の横開き扉などに採用されている、「スーン」と閉まるアレです。こちらも詳しくはYouTubeからどうぞ。
単機能だが性能は十分
シンプルな単機能レンジなので、機能面として驚くようなプロダクトではありませんが、使い心地やデザイン面は抜群の独自性。機能にサラッと触れると、モードはオート/マニュアル/ドリンク/冷凍ゴハン/解凍)の5つを搭載し、ダイヤルでワンタッチです。
また、出力はマニュアルモードだけでも100W/500W/600W/800W/900Wから温められ、レンジ性能としては十分でしょう。カラーはブラックとホワイトの2色があり、今後もしかしたら限定カラーが登場する可能性もあります。キッチン周りをお洒落にしたい人、買い替えを検討している人、いかがでしょうか。
(執筆者: 中山秀明)
