最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
美しい風景、でも油断禁物な季節 ぶどう畑は5月半ばまで冷害注意【フランス】

美しい風景、でも油断禁物な季節 ぶどう畑は5月半ばまで冷害注意【フランス】


気候変動があるとはいえ、夏は比較的湿度が低く、冬に湿度が高いのがフランスの気候です。
冬の風景は寂しくもあり、また幻想的でもあります。

ブルゴーニュ地方では葉を落とし、前年に伸びた大半の枝が剪定されたぶどう畑や運河・川から数メートルの高さのところに薄い層となって浮かぶ雲のような霧は冬の風物詩。
この湿度の高さゆえ、冬はカビ対策として家の換気と湿気取りが欠かせません。
冷蔵庫の中にいるような、じっとり湿った冷たさが足にしみ込んでくると冬の厳しさを実感させられます 。

こんな寒い冬の終わりから春にかけて、ぶどう畑では水を撒く姿が見られることがあります。
この水撒き、ぶどう樹の根に水分をやっているわけではありません。
これは寒が戻った際にぶどうの芽を冷害から守るための対策なのです。

ふと小春日和が訪れた時に、冬の終わり近しと感じたぶどう樹の枝の節から出てきた気の早い新芽は冷害の被害を受けやすいもろさがあります。
そこで天気予報とにらめっこしているぶどう栽培者が、「今夜は 被害が出るほど気温が下がりそうだ」と判断した時に水を撒くのです。

水は新芽を覆って凍り、氷の膜を作ります。
水の氷は0℃。
氷の膜を作ることで、冷害が出るほどの氷点下の温度から新芽を守ろうという対策なのだそう。
冷害対策は水撒き作戦の他に、畑のあちこちに携帯ストーブを人海戦術で置いていくという作戦もうあります。
この場合、人数の少ない小さなドメーヌだと事務方も作業の手伝い依頼が来ることがあり、
「今晩は呼び出しがかかるかも」
と睡眠と休息を脅かされる労働にちょっと憂鬱な気分になるスタッフもいるようです。

5月中旬位までは複数の地方でブドウ栽培者たちが冷害、特に霜害のアンテナをはっています。
そんな悲喜こもごもな人間の活動に自然はどこ吹く風と綺麗な朝焼けを見せてくれます。


配信元: wowKorea ウーマン

あなたにおすすめ