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ChatGPTのサム・アルトマン、日本でメディアアーティストの真鍋大度、草野絵美と対談

日本文化の最も特別な点の一つは、ハイテクと職人技への極端なこだわり

草野さんは好きなアニメは何かと聞き、アルトマンさんは『デスノート』と答えた。

それに対して草野さんは驚いたように「かなりダークな作品ですよね!」と返した。

「日本はアジア的な社会だと思いますが、素晴らしい職人技がたくさんあります。そして、テクノロジーはそれをうまく表現していると思います。例えば、3Dプリンターがあり、Soraはまるで実写のようです。ですから、私たち日本人とAIは互いに協力できると思います。AIは職人技の対極にあると言われることがよくありますが、実際には、データセットや録音といったものも職人技であり、AIも新しいタイプの職人技なのです」と草野さん。

そこにアルトマンさんが同意した。「実は以前から言おうと思っていたので、今言っておきます」

「日本文化の最も特別な点のひとつは、ハイテクと職人技への極端なこだわりの組み合わせだと思います」この発言には登壇者全員が大きくうなずいた。

「それは本当に素晴らしいことです。テクノロジーがそれを成長させる機能を持てば、世界はまさに日本の目指す方向に向かうと思います。人間の職人技、本当に素晴らしいものを作ることの価値は、ますます重要性を増していくと思います。だから、日本の重要さは増すと思うのです」とアルトマンさん。

沙羅さんも「職人技とAIについて話すと、他の国では異なるものと捉えられます。でも、日本では、あらゆる技術や職人技が、まさに隣り合わせに存在するのです」と、応じた。

なぜ、日本はそうなのだろうか? とアルトマンさんに問いが投げ掛けられた。

アルトマンさんは「私たちは多くの日本企業、クリエイターと仕事をしていますが、日本のニーズ、日本のスキル、日本の文化は、私たちが技術を提供するのに、まさに理想的な国なのです」と答えた。

「日本は私たちの最初の海外オフィスでした。設立後すぐに、日本が生成AIという技術を有意義な形で取り入れていることが分かりました。私たちはそれを支援したいと思ったのです。日本とAIの未来がどうなるのか、とても楽しみです」

沙羅さんは、「日本とAIについて、なにかコメントはありますか?」と真鍋さんに聞いた。

「諸外国より、テクノロジーに対して楽観的というのはありますよね」と真鍋さん。「法律的なことでも、日本は有利な点が多いと思うので、日本にしかできないAI利用というのはあると思います」

OpenAIはクリエイターにとって意義のあることをしたい

真鍋さんの法律的なことという話を受けて、安全性と責任について沙羅さんはアルトマンさんに問うた。

「私たちはクリエイターの権利を尊重し、クリエイターにとって意義のあることをしたいと考えています」とアルトマンさん。「創造的な仕事に費やす価値と労力を非常に尊重しています。また、人々が過去の作品からインスピレーションを得てきた長く豊かな歴史もあると考えています。私たちはそれを支援したいと考えています。しかし、テクノロジーを提供する者としての私たちの役割は、クリエイティブコミュニティーと対話し、私たちができることを模索していくことです。人間の創造性を豊かにし、素晴らしいクリエイターたちが疎外感を感じないようにすることは、私たちにとって非常に重要です」

多くの人が話題にするクリエイターの権利について、アルトマンさんは腐心していると感じた。しかし、同時に、そのことがテクノロジーの進化を抑制してしまうよりは、前に進まなければならないと感じているとは思った。

配信元: Dig-it

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