先発のみで日米通算200勝という偉業を達成した大投手・ダルビッシュ有が、野球人生最大の岐路に立たされている。
「ダルビッシュは昨年10月に2度目の右肘トミー・ジョン手術を受け、現在は長期の休養中。2028年まで残っている約4600万ドル(約70億円)の契約は本人の意向で破棄が進められ、所属先のサンディエゴ・パドレスは3月25日、出場登録を伴わず報酬の支払いも発生しない制限リスト入りを発表しています」(スポーツ紙メジャー担当)
既に今シーズンはリハビリに専念することが発表されており、マウンドへの復帰は最短でも来季になる。しかし、この青写真が現実になるかはかなり怪しいという。
「来季といっても、その頃には41歳を迎える。本人はやる気ですが、契約続行は危うく、地元メディアの間では"事実上の引退"との冷ややかな声が支配的です。現在はアメリカとイランが緊張状態で、イランにルーツを持つダルビッシュに心ない目が向けられていることも影響しています」(在米スポーツ記者)
巨人・ソフトバンクが数十億の経済効果を試算
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。この"終わった天才"を、日本球界が手ぐすね引いて待っているというのだ。
それが、セパを代表する金満球団である巨人とソフトバンクだ。
「正直、今のダルに戦力としての期待は持てないが、日本に戻ってくるというだけで、放映権料からグッズの売上まで、数十億円規模の経済効果が生まれる。何よりも話題を独占できるし、資金力が有り余っている両球団が"話題性優先"で調査に乗り出しているんです」(球界関係者)
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巨人は10億円積んで「投手コーチ兼任」構想
特に熱を上げているのが、暗黒時代の到来を予感させている巨人だ。スター不足に悩む名門にとって、ダルビッシュはこれ以上ない看板かつ"特効薬"となる。
「巨人が特に期待しているのは、指導者としての役割です。豊富な経験から若手を指導し、投手力の底上げを図る、事実上のコーチとして迎え入れる意向だとか。引退後も、投手コーチとして崩壊した先発陣をはじめとする投手再建を託すのでしょう」(同)
その金額は、「巨人・ソフトバンクとも10億円規模の軍資金を積もうとしている」(同)という。戦力としては"活躍できたらラッキー"という狙いだが、先日のWBCにもアドバイザーで参加しただけあり、指導者としては引く手数多というわけだ。
