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『機動警察パトレイバー劇場版』を初めて見た非アニメファンな若者の感想がとても良かった

『機動警察パトレイバー劇場版』を初めて見た非アニメファンな若者の感想がとても良かった

パトレイバーシリーズが勢いづいている。3月15日から開催中の、バンダイナムコフィルムワークスYouTube公式チャンネルにて、毎日21時にシリーズ作品を1日1本限定公開する施策が好評だ。

『機動警察パトレイバー EZY File 1』の劇場公開を記念したもので、X(Twitter)では「#毎日パトレイバー」のタグとともに盛り上がっている。

この機会に初めてパトレイバーを見たという若者もいるようだ。ちょうど私の職場にもいて、感想を聞く機会を得られた。それは、おじさんの私にとって新鮮な感想だった。

・オタクおじさんと一般の若者

私の本業の職場には私より年上~同世代の、いわゆる「ガンダムおじさん」が数人たむろしている。「ガンダムおじさん」なので、当然「パトレイバーおじさん」でもある。その時々で「エヴァおじさん」、「マクロスおじさん」、「攻殻おじさん」などにも変化する。私もその一人。

その他に20代の若者も数人出入りしており、彼らはおじさん連中のごときアニメオタクではない。しかし『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』経由で初代ガンダムに触れ、古いロボットアニメの面白さを知り、その体験によって「マニアック感ある古いアニメ」への抵抗が軽減している感がある。

しかしアニメガチ勢にまではなっていない。若者勢のうち2人はNetflixで『超かぐや姫』を見たそうだが、全員『スティール・ボール・ラン』を見る予定は無いもよう。配信であっても新作をとりあえず見るという感じではないようだ。

当然、劇場に足を運んでオリジナルのアニメを見る層でもない。現在放映中の『パリに咲くエトワール』(私は素晴らしい作品だと思う)は、存在を認知していなかった。

深夜アニメも全く見ないもよう。「フリーレン」すらノータッチであった。最近で一番楽しんでいる映像作品は、『相棒』や『リブート』あたりのTVドラマだという。

ジークアクス効果でアニメへの偏見みたいなものは解消されたが、アニメというもの自体を何かに優先して見るような層ではないのだろう。オタク目線から一言でいえば、一般人の若者だ。

・初パトレイバー

「#毎日パトレイバー」が始まってから、おじさんたちは毎日YouTubeを流しながら押井監督がどうとか、平成ガメラがどうとか、そういう話ばかりしていた。

若者勢は完全に無関心だったが、ついに1人が『機動警察パトレイバー劇場版』の限定公開で視聴に踏み切ったのだ……!  Xで話題になっていたのが決定打になったもよう。

おじさんたちが劇場版2作目の荒川茂樹と合田一人(攻殻機動隊SAC 2nd GIG)を比較しながらキモい感じでニチャついていたら、彼が話に加わってきた。

若者「自分も昨日見たんスよぉ~」
おじさん達「……!?」
おじさんA「1と2、どっちを?」
若者「1の方っすね」
おじさんA「は、初です?」
若者「バズってたんで」
おじさんB「おぉ」
おじさんB「ど、どうでした?」
若者「キャラとか全然わかんなかったんですけど、思ってたのと違ってヤバいっすね!」
私「おぉ」
おじさんB「内容、わかった?」
若者「正直ちょっとわかんないところいっぱいあったんすけど」
若者「とりあえず、めちゃくちゃ面白かったのは確かで」
おじさん達「おぉ」
若者「あの警察のロボが活躍するみたいなのだと思ってたんですよ」
若者「そしたら、めっちゃ人間ドラマじゃないっすか」

「#毎日パトレイバー」では21時に公開されると話が変わる。彼がこの時点で見たのは劇場版1作目だけで、2作目はまだのようだった。

キャラの名前や世界観が曖昧なまま、最初は片手間に晩飯を食いながら見ていたようだ。しかし、半ばあたりから没頭してしまったという。

若者「本質的に刺さるところがあったんすけど、ちょっとよくわかんなすぎて、もう一回見ようと思ったら終わってたんですよ」
おじさんB「今もう2の方だもんね」
私「でも2でデビューじゃなくて良かったと思う」
私「とりあず感想を教えてよ」
若者「一番意外だったのは、劇場版のアニメなのに止まってたりほぼ無音みたいなシーン多い気がして」
若者「アニメ映画ってもっと派手に動いて、音楽とかも密度がすごい感じなイメージあって」
おじさんB「わからなくもないw」
おじさんB「物足りなかった?」
若者「いえ、違和感なくて。自分、そういうの見たことない感じで」
おじさん達「おぉ」
若者「そこがまず意外で。そういうのもあるんだって」
おじさん達「おぉ」
若者「アニメなのに表現が実写みたいな感じで。アニメでこういうことやっていいんだってのもあって」

彼はそんな感じでいろいろ述べていたが、アニメとしての表現そのものに、一言では表現しきれない驚愕があったのは間違いないようだった。

とにかく彼にとっては見たことの無い映像表現が豊富で、アニメ映画のイメージを塗り替えるものだったらしい。全くアニメを見ない一般人の若者にとって、40年近く前の名作アニメが未知の体験の宝庫だったのだ。

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