レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、これまでほとんど成功を収めることができなかったシンガポールGPで、チームにとって「ここ数年で最高の金曜日」となったことを称賛した。
レッドブルは、2014年にターボハイブリッド時代が始まって以来、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでポールポジションを1度も獲得しておらず、2022年にセルジオ・ペレスがチーム唯一の勝利をもたらしている。
マックス・フェルスタッペンは2回のフリー走行でそれぞれ3番手。トップとはそれぞれ0.276秒、0.143秒差だった。
「ここでの何年ぶりか分からないほど最高の金曜日だった」とマルコは振り返った。
「明らかに我々は前進した。予選では100分の1秒単位の争いになるだろう」
「赤旗が2回出たため、ロングランは誰も走れなかった。だが基本的にマックスはマシンに満足している。まだ微調整すべき点は残っているが、最終的には非常に接戦になるだろう」
フェルスタッペンは、2024年モナコGPのフリー走行中にチーム無線で、バンプや縁石でのマシンの挙動をカンガルーに例えて不満を漏らしていた。それ以降、縁石やバンピーな路面への対処はレッドブルの弱点だとされてきた。
しかし今回のシンガポールGPに新フロントウィングを持ち込んだレッドブルは、初期の兆候は有望だと考えている。
「マシンは良くなっている」とマルコは語った。
「ご存知のように、彼はこれまで『カンガルーのように跳ねる』と常に不満を述べていた。今では縁石での挙動もはるかに良くなり、アンダーステアも減少している。わずかな調整で、その効果が発揮されることを
期待しよう」
ソフトタイヤで「競争力がある」ように見えたにもかかわらず、赤旗によってロングランができなかったため、週末の残りの部分を予測するには時期尚早だとマルコは主張した。
そしてマルコはFP1でトップ、FP2で4番手となったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の速さは本物だと評価した。
「アロンソはすべてのセッションで速かったと言わざるを得ない。彼らは似たような状況のブダペストでも非常に良いパフォーマンスを見せていた。だから彼らも考慮に入れなければならないと思う」
またマルコはレーシングブルズのアイザック・ハジャーがFP2で2番手タイムを記録したことから、優勝争いには加わらないながらも姉妹チームが「かなり上位に食い込む可能性がある」と分析した。

