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麻辣湯のメリットは?漢方で見る巡りと胃腸の相性

明日からできる「合う日においしく」食べるコツ

食事する女性
出典:Unsplash

ここまで、麻辣湯がもたらす影響についてお伝えしました。

麻辣湯は、からだによさそうだからといって無闇に食べるのはおすすめできません。

その日のコンディションや自分に合った食べ方で楽しむのがポイントです。

そこで、まずは下記の3つを意識してみてください。

辛さは“段階式”にする

何度もお伝えしている通り、麻辣湯には唐辛子が含まれています。

麻辣湯のメリットをいかすには、辛さに対する自分の適量を知ることが重要です。

体調がいい日に、まずは控えめな辛さからスタートしましょう。

「食後に胃が重くならないか」「汗をかきすぎていないか」「翌日口内炎や吹き出物が出ていないか」こうした反応を観察しながら、段階的に辛さを調整していきます。

カプサイシンの作用は個人差が大きいことも知られています。

「友達が大丈夫だから自分も平気」とは限りません。

自分の適量を知って、調整しながら食べましょう。

“避けたい日”の見極めチェックをしてから行く

体調がよくない日に過度な辛味を摂取してしまうと、さらに体調が悪化してしまう可能性があります。

「寝不足」「強いストレスがある」「生理前でイライラしやすい」「胃がムカムカしている」「便秘や口内炎がある」などの症状がある日は、避けるのが無難でしょう。

逆に、冷えを感じる日や、雨でむくみやすい日などは、適度な辛味が心地よく感じられることもあります。

食後ケアをセットにして、巡りを荒らさない

自分に合う辛さを見つけて体調も問題なく麻辣湯を楽しんだ日は、発汗で失われた水分を補い、食後に胃腸を休ませるためのケアを行うことも大切です。

「白湯をゆっくり飲む」「湯船につかって深呼吸する」「早めに就寝する」などでからだを整えましょう。

巡りを促す食事は、アフターケアまで含めて完成するといえます。

麻辣湯を漢方目線で見ると?

生薬
出典:Unsplash
唐辛子は漢方では「熱性」に分類され、からだを内側から温め、気血の巡りを促す食材と考えられています。

とくに冷えによって滞った巡りを動かす力があるとされ、寒さで悪化する腹痛や冷え性傾向の人には相性がいい場合も。

ここで重要なのが、漢方でいう「巡り」の考え方です。

巡りとは単に血流だけを指す言葉ではありません。

漢方では「気(生命活動を支えるエネルギー)」「血(栄養や潤い)」「水(体内の水分)」の3つがスムーズに流れている状態を「巡りがいい」と表現します。

麻辣湯のような辛味の強い料理は、とくに「気」を動かす力が強いとされ、気の巡りが滞るとイライラ、胸の張り、喉のつかえ感などが出やすいと考えられています。

また、からだが冷えて血の流れが滞っている「瘀血(おけつ)」傾向の人にとっても、熱性の食材はプラスに働くことがあるかもしれません。

冷えによる生理痛や、末端の冷え、顔色のくすみが気になる場合、からだを温めて巡らせる食事は理にかなっているといえるでしょう。

ただし注意したいのは、麻辣湯は温めて巡らせる力が強い料理であるという点です。

もともと体内に熱がこもりやすい「実熱(じつねつ)」タイプ、たとえば「のぼせやすい」「ニキビや吹き出物が出やすい」「口内炎ができやすい」「便秘傾向がある」といった人が強い辛味を摂りすぎると、体内の熱をさらに助長する可能性があります。

さらに、漢方では胃腸は「気血を生み出す源」とされます。

辛味は適量なら胃の働きを活発にしますが、過度な刺激は胃腸を弱らせる方向に働く場合も。

つまり、麻辣湯は「冷えによる停滞を改善する」「気血の巡りを促す」「発汗によって余分なものを外へ出す」というメリットが期待できる一方で「体内の熱を強めすぎる」「胃腸に負担をかける」という側面も持ち合わせています。

大切なのは「からだを温める料理=常にいい」ではないという視点です。

漢方目線で見ると、麻辣湯は“体質とタイミングが合えば、巡りを整えるサポーターになる料理”。

逆に、からだがすでに熱を帯びているときや、胃腸が弱っているときには負担になりやすい料理ともいえます。

自分が今どんな状態なのかを観察しながら取り入れること。

それこそが、麻辣湯を美容と健康の味方にする最大のポイントなのです。
配信元: beautyまとめ

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