フェラーリは、F1シンガポールGPのフリー走行2回目でシャルル・ルクレールがマクラーレンのランド・ノリスとピットレーン上で接触した一件について、1万ユーロ(約173万円)の罰金が科された。
金曜夜のFP2でルクレールは、フェラーリのガレージから出る際に既にファストレーンに入っていたノリスと接触。ノリスのマシンはフロントウイングが破損し、修理のためガレージに引き戻される事態となった。
FIAのスチュワードはさらに調査を行ない、この件についてフェラーリが判断ミスを犯したと認定し、フェラーリに罰金を科した。
スチュワードの裁定文にはこう記されている。
「赤旗明けに数台のマシンがガレージを出た。16号車(ルクレール)はチームメンバーからピットを離れるよう指示を受けた。しかしその時、すでに4号車(ノリス)がファストレーンを通過中で、フェラーリのピットボックスに接近していたことが見落とされていた」
「16号車の安全な出庫を任せられていたチームメンバーは状況を誤って判断し、ノリスの存在を確認できていなかったルクレールに不明確な指示を与えた。その結果、2台のマシンはファストレーンで接触した」
「この種の違反に関する前例を踏まえ、スチュワードは今回の違反が従来適用されてきた処分よりも重い罰則を正当化すると判断したため、上記の処分を科す」
ルクレールはこの件について、マクラーレンが2台立て続けにピットアウトしたことで混乱が生じたと説明した。
「マクラーレンの2台が出てきて、少し混乱があったんだ。彼らは同時に出てきているように見えた」
「だから(メカニックは)彼らがもっとゆっくり出てくると思っていて、僕の方には止まれという指示は出なかった。こういう時はチームを信頼するしかない」
「ただ、こういうことは起こり得る。しかも赤旗が続いて、みんな周回を稼ごうと急いでいる厄介な状況で、色々なことが重なった。望ましいことではないけど、こういうこともあるんだ」
FP2では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)のコース上のアクシデントにより2度の赤旗が出され、各車のロングラン計画には狂いが生じることになった。さらに上記のピットレーンでのインシデントも、混乱したセッションに拍車をかけた。

