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あの頃の“ジャンパー”がいまの気分

2nd編集部が気になるアイテムを紹介する連載企画。今回は「Youtube「TV2nd(テレビセカンド)」の登録者がおかげさまで1万人を超えました。次の目標は3万人。革靴、古着、メガネ、トラッド好きは、ぜひご視聴ください」と語るおすぎ村がお届け。

ナイジェル・ケーボン

ファッションについて話していると、年長者から「これは俺の青春時代に流行ったもので……云々」というありがたい昔話をいただくことが多かったけれど、最近は私自身が同様の発言をする側になり始めている。

このジャケットもそんなイメージ。なぜならこちらのアイテムは80年代に「ナイジェル・ケーボン」が製品化したアーカイブをそのまま復刻したものだからだ。

といっても80年代の私は10歳に満たないガキンチョだったので、ファッションへの芽生えはうっすらとしか感じていなかったが、身幅の広いファスナー式のブルゾンはその頃「ジャンパー」と呼ばれていた気がする。裾をキュッと絞った感じは“何とも古臭い”。少し前ならそう感じていたはずだ。ただ、これが今とても新鮮に映るのだから、時代の流れというのは実に面白い。

事実、似たフォルムの古着のセーリングジャケットなんかを面白がって着ているのだから、私の嗅覚もまんざらではないのではないかと密かにほくそ笑んでいる。

しかし、ミリタリーウエアをサンプリングしながらも時代の流れを汲むデザイナーの嗅覚は、さすがのひと言。ナイジェルは現在76歳というから、さらに驚かされる。急に暖かくなり春の訪れを感じるこの頃にぴったりのカラーも相まって、いまこの感じのジャンパーが気分だ。8万3600円(アウターリミッツ info@outerlimits.co.jp)

(出典/「2nd 2026年5月号 Vol.217」)

配信元: Dig-it

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