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ホンダとアロンソが因縁の地で再び緊張関係も!? 今週末に開幕の日本GPについて専門メディアが挙げた「7つの重要な疑問」

ホンダとアロンソが因縁の地で再び緊張関係も!? 今週末に開幕の日本GPについて専門メディアが挙げた「7つの重要な疑問」

今週末、鈴鹿サーキットで開幕するF1第3戦の日本グランプリは、新時代の幕開けとなった2026年シーズンの行方を占う重要な一戦となる。

 今季は新レギュレーションの導入により、エネルギーマネジメントを中心にレースの様相が一変。開幕戦オーストラリアGP、続く中国GPでは、オーバーテイクの増加というポジティブな側面が見られた一方で、「リフト・アンド・コースト」や電力不足による減速といった“奇妙な光景”も頻発し、ドライバーやファンの間で賛否が分かれている。そうした中で迎える日本GPでは、早くも一部規則の微調整が施されることになった。
 

 FIA(国際自動車連盟)は、日本GPの予選に限り、1周あたりの最大エネルギー回生量を9.0MJから8.0MJへ引き下げることを決定。低エネルギー回生特性を持つ鈴鹿のような高速コースでは、各周回で多くのエネルギーを回収する必要があり、過度なリフト・アンド・コーストやスーパークリッピングが発生しやすいことが背景にあるという。

 この変更についてFIAは、「予選が純粋なパフォーマンス勝負であり続けることの重要性を踏まえた調整」であり、「ドライバーやチームの意見を反映したもの」と説明。「今季のレギュレーションは運用面においては成功しているが、今回は実戦を通じた最適化の一環」と位置付けており、今後も議論が続く見込みだ。

 こうした変化を受けて行なわれる日本GPについて、イギリスのモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、「7つの重要な疑問」と題した記事において、今週末の注目点を挙げている。

 まず注目されるのは、ホンダ(アストンマーティン)の母国レースでの行方だ。同メディアは、「ホンダはオーストラリアと中国で進歩を感じているものの、その出発点があまりにも厳しく、どれだけ改善しても十分とは言えない」と指摘し、「ドライバーに影響を与えている振動の原因解明や信頼性向上に取り組んでいるが、特にエネルギーマネジメント面で理想には程遠い」と関係者コメントをまじえながら、厳しい現状を紹介している。

 また、フェルナンド・アロンソとホンダの“再会”も焦点のひとつだという。「中国GPでは、追い抜かれる際に皮肉めいたジェスチャーを見せるなど、すでに不満を示している」として、「かつてマクラーレン時代に『GP2エンジン!』と無線で連呼した鈴鹿での過去(2015年)を踏まえれば、再び緊張関係が表面化する可能性もある」と綴っている。 続いて上位勢では、メルセデスとフェラーリの力関係も大きな関心事だ。「現時点ではメルセデスが最も完成度の高いパッケージを持つが、鈴鹿のような高速・高ダウンフォース特性のコースは、フェラーリのシャシー性能を試す絶好の舞台」と指摘し、「条件が揃えば、再び両者の接近戦が見られる可能性がある」と展望する。
  一方で同メディアは、2026年型マシンが、鈴鹿の名物コーナーに与える影響にも焦点を当て、「高速コーナーで限界まで攻めるよりも、エネルギー回収のために減速した方がラップタイム的に有利」という現象について、「130RやS字でさえ、全開で走らない可能性がある」と指摘。「過去2戦以上に、違和感のある光景になるかもしれない」との懸念を示した。

 中国GPで史上最年少でのポール・トゥ・ウィンを飾ったキミ・アントネッリについても関心が寄せられ、「あの勝利が真の実力なのか、それとも状況に恵まれた結果なのかを見極める必要がある」と記述。「ジョージ・ラッセルとの本格的な直接対決が、今後のタイトル争いを占う鍵になる」と見ている。

 また苦戦が続くマクラーレンについては、「過去10年以上で最悪のタイトル防衛スタート」と厳しい評価を下し、「中国GPで発生したパワーユニットの問題を解決できるかが重要である」と指摘した上で、「まずは確実にポイントを積み重ねることが現実的な目標」と、王者にとって道のりは厳しいことを感じさせた。

 そして最後にレッドブルにも言及し、「中国GPで中団に沈んだことで、マックス・フェルスタッペンの将来に関する憶測まで強まっている」としつつ、鈴鹿でのレースは「巻き返しの好機」とも捉えている。とはいえ、「現状のマシンはグリップ不足やアンダーステア/オーバーステアの問題を抱えており、このコース特性が解決策になるかは不透明」とし、「今回のレースが復調の第一歩となるかが問われる」と結んでいる。

 単なる一戦にとどまらず、新時代の方向性を占う試金石となる日本GP。しかも中東情勢によって、このレースの後には約5週間のインターバルが控えており、この週末の結果と内容が、今後の議論や開発の流れにも大きな影響を与えることは間違いない。その意味でも、目が離せない週末となる。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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