男子テニス元世界ランキング6位のフベルト・フルカチュ(ポーランド/29歳/現75位)が3月25日に自身の公式インスタグラムを更新。約1年4カ月にわたり指導を受けてきたニコラス・マスー氏(チリ/46歳/元9位)とのコーチ契約を解消したことを発表した。
フルカチュは、過去にドミニク・ティーム(オーストリア/元3位/引退)を指導した実績を持つマスー氏を、2024年11月からコーチに迎えた。25年は同氏の指導の下、「イタリア国際」(ATP1000/クレーコート)でベスト8入り、「ジュネーブ・オープン」(ATP250/クレー)では準優勝を果たすなど、苦手としていたクレーコートでも一定の成果を残した。しかし、7月初旬に右ヒザの手術を受けた影響でシーズンの早期終了を余儀なくされる。
その後は、26年シーズン開幕戦の男女混合国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」(ハード)で約7カ月ぶりに実戦復帰。ドイツ戦ではアレクサンダー・ズベレフ(元2位/現4位)、アメリカ戦ではテイラー・フリッツ(元4位/現7位)を破るなど力強いプレーを披露し、決勝のスイス戦でもスタン・ワウリンカ(元3位/現94位)を下してチームの優勝に大きく貢献。復活を予感させる戦いぶりを見せた。
しかし、その勢いは長続きしなかった。「全豪オープン」(四大大会/ハード)は2回戦敗退に終わり、その後もツアーで3大会連続初戦敗退。今月開催の下部ツアー「ドミニカ共和国オープン」(CH175)でも初戦で姿を消しており、不振脱却の兆しはまだ見えてこない。
苦境に立たされる中で29歳が下した大きな決断。フルカチュは今回の投稿で、自身の復帰ロードを支えてくれた恩師に向けて、次のように感謝の言葉を綴っている。
「私のキャリアにおいて最も困難な時期に、ニコ(マスー氏)が注いでくれた献身的な姿勢、努力、そして共に過ごした時間に心から感謝しています。私たちは新たな一歩を踏み出し、それぞれの道を歩むことにしました。改めて、全てに感謝します!」
再び浮上のきっかけを模索するフルカチュ。新たな体制の下で、かつてのトップフォームを取り戻せるか注目が集まる。
構成●スマッシュ編集部
【画像】フルカチュのコーチ契約解消を発表した投稿
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