スマートフォンやパソコンだけでなく、レコードプレイヤーの音までも高音質で家中どこでも楽しめるのがSonosのシステムオーディオである。日本ではまだご存じない方もいらっしゃるかもしれないが、欧米ではスマホ時代の家庭用オーディオとして広く普及している。そんなSonosから、手頃なサイズで持ち歩ける新世代製品『Sonos Play』が登場した。

Sonosのスタンダードサイズの持ち運び可能なスピーカー『Play』登場
まずSonosオーディオシステムの話を簡単にしておこう。
Sonosのオーディオは単体でも使えるし、複数買うと自由にネットワーク化して使えるのが特徴だ。例えば一番簡単なシステムで言うと、Era 100を2台購入して左右に置き、ステレオペアとして登録すれば、左のスピーカーと右のスピーカーとして使える。スマートフォンからでもパソコンからでもそのスピーカーを外部スピーカーとして利用することができる。

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さらにSubのようなウーファーを別途購入して接続し、グループ化することもできるし、テレビの前にSonosのサウンドバーを置いてそれをテレビに接続し、さらにウーファーを接続して、先ほどのEra 100をリアスピーカーとして使うこともできる。
またTruePlayというシステムをオンにすると、その環境と配置に合った音に自動的にチューニングしてくれる。

そんなSonosのシリーズに新たに加わったのがSonos Playである。サイズ感としてはSonos Era 100より少し小さいぐらいの感じだが、最大の特徴はバッテリーを内蔵しており、いつでも自由に持ち運べるということだ。
持ち運べるSonosとしては、大型のSonos Move(5万9800円)と、非常にコンパクトなSonos Roam 2(2万5800円)の中間に位置づけられることになるが、同社の中核モデルのEra 100に近いサイズ感なので、一番必要とされていたサイズ感だと思われる。価格は4万9800円で先行予約を4月10日からスタートし、販売は4月23日からとなる予定だ。

Sonos Playはベースステーションに乗せてバッテリーをフル充電すれば、単体で24時間再生できる。もちろん、Sonos Playを2台ステレオペアとしても使用可能である。また、IP67の防水性能を持っているので、キッチンやバスルーム(シャワールームではなく、湿度の高い日本の風呂場で利用可能かは確認中)などの水場、ベランダなどで利用することもできる。

ハードウェアとしては、3つのクラスHデジタルアンプを内蔵しており、左右に向けて2つのツイーターを搭載。中央にウーファーをひとつ、そして左右下部にパッシブラジエターを装備し、サイズからはイメージできないほどの迫力ある低音を実現している。
なぜか、Era 100などより、低音が強調された仕上がり
まずは単体で聴いてみよう。
自宅室内で聞いて驚いたのだが、サウンドの方向性はこれまでのSonosと大きく変わっているように思えた。
サイズを感じさせない音質の高さと迫力はSonosならではというところだが、これまでのSonosと違って、かなり低音が意図的に強調されているように思う。ベースの音が強く響き渡る。単体でもステレオ感は十分にあり、さらに2つのSonos Playをステレオペアとして組み合わせると音の広がりは当然ながらぐっと増す。

他の例えばEra 100などと違って自由に持ち運べるため、聴いている状況によってスピーカーの配置を変えられるのが面白い。例えばデスクで作業しているときは左右に置いて繊細な音を楽しみ、休憩のために後ろのソファに座るときは部屋の端にワイドに置いて音を大きくしてステレオサウンドを楽しむことができる。動かせるというのはこんなに面白いことだとは気づかなかった。

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筆者は自宅仕事場ではOneとSLをステレオペアとして使っており、リビングでBeamとSubを使っているが、それ以外の部屋、たとえば寝室やガレージにSonos Playを持って行ったり、仕事場のOneやSL、リビングのBeamやSubと一緒に鳴らすというような使い方もできる。どちらの部屋にも持って行ってそれぞれのオーディオから離れた場所に置くとより広がり感が増す。
Playは低音が強いのでOneやSLと組み合わせると低音部分を増強できるし、リビングのBeam+Subとグルーピングすれば、例えばキッチン側にテレビの音を飛ばして料理をしながら聞いたりすることもできる。

また、従来のSonosの場合はTruePlayという、音を出してその反響からその場所、配置に合わせたチューニングを行う仕組みがあるが、Sonos PlayにはオートマチックTruePlayという仕組みが追加されており、置けば自動的にその場所の反響などを検知して適切なチューニングを行ってくれる。聞いてる感じでは、置き場所を変えると、数秒でその場所に合わせてチューニングしてくれているように思う。