・いよいよ乗車
この日は乗り換え時間がギリギリだったため、娘のグリーン券は券売機ではなく車内で購入することに(グリーンアテンダントから購入可)。
運よく並びの席が空いていたので、子供を窓際に座らせた後、スマホを座席上方のグリーン券情報読み取り部にタッチ。とりあえず私の分だけ先にランプを緑(着席)にした。
荷物等を整理していると、ちょうどそこにアテンダントの女性が車内販売で通りかかったため、子供のグリーン券のことで声をかけようとした……次の瞬間。逆に向こうから話しかけてきたではないか。
アテンダント「お子さまは未就学児でいらっしゃいますか? おいくつでいらっしゃいますか?」
あひるねこ「5歳です」
アテンダント「ではランプをおつけしますね」
そう言うと、アテンダントの女性は何かの機械を読み取り部にタッチ。娘の席のランプも緑にした後、再び車内販売に戻っていったのだった──。
え!?
・どういうこと?
一瞬呆気に取られる私。おかしいな、子供も大人と同じ料金がかかるんじゃなかったのか? そこで改めて調べ直した結果、以下のことが分かった。
JR東日本では、12歳以上を「おとな」、6歳~12歳未満を「こども」、1歳~6歳未満を「幼児」、1歳未満を「乳児」と定めている。
「こども」の乗車券や指定席券は「おとな」の半額だが、グリーン券、グランクラス、寝台券、乗車整理券は「おとな」と同額になる模様。
先ほど、普通列車グリーン車の料金案内に「おとな・こども同額」と書いてあったのはそのためだ。
では、「幼児」と「乳児」がグリーン車に乗る場合はどうなるのか? 同じくJR東日本の公式サイトにて、運賃・料金に関するこんな文面を発見した。
「『幼児』、『乳児』は無料ですが、次の場合は『こども』の運賃・料金が必要です。
(1)『おとな』または『こども』1人に同伴される『幼児』の人数が2人を超える場合(3人目から『こども』の運賃・料金が必要です)。
(2)『幼児』『乳児』が1人で指定席、グリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台等を利用する場合」
ちょっと分かりにくいが、つまりこういうことである。
・新幹線などの指定席グリーン車:「幼児」「乳児」でも、一人で座席を占有する場合は「おとな」と同じ料金が発生。
・今回のような自由席グリーン車:大人1名につき2名までなら「幼児」「乳児」が座席を占有しても無料。
