現地時間3月27日(日本時間28日、日付は以下同)、オクラホマシティ・サンダーはホームのペイコム・センターでシカゴ・ブルズ相手に131-113で勝利。2日前のボストン・セルティックス戦を落としていた昨季王者は、連敗を回避してウエスタン・カンファレンスならびにリーグトップの58勝16敗(勝率78.4%)とした。
この勝利で、サンダーはイースタン・カンファレンス首位に立つデトロイト・ピストンズ(53勝20敗/勝率72.6%)に4.5ゲーム差、ウエスト2位のサンアントニオ・スパーズ(55勝18敗/勝率75.3%)に2.5ゲーム差をつけている。
ブルズ戦ではシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がゲームハイの25得点、5アシストに3ブロック、ケイソン・ウォーレスが5本の3ポイントを含む21得点、5リバウンド、3スティール、エイジェイ・ミッチェルとアイザイア・ジョーがそれぞれ15得点、ジェイリン・ウィリアムズが12得点、10リバウンド、2スティール、2ブロックをマーク。
そして、ハムストリング負傷から復帰して3戦目のジェイレン・ウィリアムズが18得点、6リバウンド、8アシストを記録して勝利に貢献した。
ウィリアムズは今季、オフに手術した右手首の回復のため開幕から19試合を欠場。11月28日のフェニックス・サンズ戦で今季初出場を飾るも、1月17日にハムストリングを負傷したことで10試合欠場の戦線離脱となった。
さらに試練は続き、2月9日のロサンゼルス・レイカーズ戦で復帰したが、続く11日のサンズ戦で再びハムストリングを負傷し、16試合連続の欠場を余儀なくされた。
それでも今月23日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で復帰を果たすと、18得点、4リバウンド、6アシストをマーク。続くセルティックス戦ではフィールドゴール成功率22.2%(2/9)の7得点に終わったが、ブルズ戦では同成功率50.0%(8/16)を残した。
レギュラーシーズンは29日のニューヨーク・ニックス戦も含めて残り8試合。リーグトップの成績を確定させれば、プレーオフ全体のホームコート・アドバンテージを獲得し、4月18日にスタートするプレーオフを優位に進めることができる。
一方で、今季45試合を欠場している24歳のウイングにとっては、プレーオフに向けて良好なコンディションを作り上げることが重要になってくる。
ブルズ戦後の会見で、ウィリアムズは復帰後の2戦は試合勘のブランクよりも、メンタル面がネックになっていたと明かし、今ではそれも乗り越えたと語った。「自分にとって一番重要なのはメンタル面なんだ。前回痛めた時は調子が良かった。あの時はパスを受けようとした時に痛めた。こういうのは時間をかけて練習を重ねるうちに、だんだん気にならなくなってくる。実際、今はそういう状態になっている。
もう気にしなくていいんだ。普段の動きが十分できているし、止まっても、(ハムストリングのことが)頭の片隅にも残っていない」
キャリア4年目の今季、ウィリアムズは29試合の出場で平均17.2点、4.7リバウンド、5.4アシスト、1.17スティールを残している。復帰後の3試合はいずれも30分未満のプレータイムではあるものの、本人に焦りはなく、プレーオフへ向けて調子を上げていくことにフォーカスしているようだ。
「リハビリは順調だよ。ここから徐々に出場時間を増やしていく。足の感覚を取り戻すことが一番重要になってくる。かといって、現在の僕は『今すぐリムまで行かなきゃ』だなんて思っていない。『普段通りのプレーをコンスタントにできるか?』と考えている」
昨季プレーオフで、ウィリアムズは平均21.4点、5.5リバウンド、4.8アシスト、1.39スティールをマーク。
SGAがベンチにいる時間帯ではメインハンドラー役もこなし、ドライブで相手守備陣を打開したり、ミッドレンジジャンパーや多彩なフットワークを駆使して得点を稼ぐなど、セカンドオプションを務め上げた。
今年のプレーオフは“追われる側”に回り、タフな戦いが予想されるサンダーだが、球団史上初の連覇を達成する上で、ウィリアムズのパフォーマンスは重要な要素と言っていいだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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