F1アストンマーティンは3月28日、第3戦日本GP予選でフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手と最下位に沈みQ1敗退を喫した。開幕2戦でアロンソが2戦連続のリタイア、ストロールもトップと15周遅れ、リタイアと散々な結果が続いているなかで今回も暗雲が立ち込めている状況だ。ただ、アストンマーティンの問題は“速さ”だけではない。
イタリアのモータースポーツ専門メディア『Formula Tecnica』によると、ホンダ製PUの激しい振動が車体に伝わり「ドライバーの安全性に関わる問題」になっている可能性が日本GP前に浮上。FIAが安全性について調査に乗り出す事態となっていた。
前日のフリー走行2回ではいずれも、トップと3秒差以上開いていたアストンマーティン勢。競争力という点では入賞争いできるだけのポテンシャルは見られていないが、ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎氏からはポジティブなコメントも見られた。
「本日のフリー走行では、バッテリーシステムに対してだけでなく、ドライバーが感じる振動を低減するために、今後必要な対応を見極めるためのデータを得ることができました。その意味では、有意義な一日だったと思います」
この“信頼性”の向上については、フリー走行3回目、予選が行なわれた28日にも折原氏から言及があった。
「FP3、予選と、昨日に引き続きスムーズなセッションだったと思います。PUに問題は発生せず、順調に走行プログラムをこなしています。パフォーマンスに関しては、ラップタイムを見ると求めているレベルには全然達していないですが、少なくとも信頼性に関しては、ある一定の成果が見せられていると感じています」
そして、グリッド順位については「予選については今できることを精一杯やった結果なので、事実を受け止め、決勝はこれまでできなかった完走を目指してやっていきたいと思います」とコメント。まずは母国ファンの前での完走を決勝レースの目標に掲げた。
構成●THE DIGEST編集部
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