毎朝届く言葉が、私を少しずつ壊していきました
中学2年の秋から、それは始まりました。クラスのグループチャットに、毎朝こんなメッセージが流れてくるんです。
「今日も来たの、キモ」「消えろ」「なんで学校来るの」
名前こそ出てこないけれど、誰に向けられた言葉なのかは、クラス全員がわかっていたはずでした。
教室では無視が続きました。直接何も言われないぶん、余計に息が詰まって。リーダー格の子が笑えば、その場にいる全員が笑う。私の存在が、このグループを乱しているんだと、毎日少しずつ刷り込まれていきました。
半年が過ぎる頃には、朝に布団から出られなくなりました。不登校になって、3ヶ月後に転校が決まりました。引っ越しの前夜、あのチャットのスクリーンショットを全部保存したんです。なぜそうしたのか、自分でもよくわからないまま。
誰も知らない場所で、カメラを回し始めました
転校先では、誰とも深く関わらないようにしていました。
ただ、学校の帰り道に風景を撮ることだけが好きになって。写真がいつしか動画になって、音楽をのせて編集するようになりました。没頭しているあいだだけ、あの言葉たちが少しだけ遠のいた気がして。
思い切ってSNSに投稿してみたら、こんなコメントが届いたんです。
「きれい」「次の動画も見たいです」
かつて受けた言葉とは、まるで違う温度でした。褒められることに慣れていなかった私は、しばらく画面を見つめたまま動けなくて。
毎日続けました。1年で1万人、2年で10万人、3年目の春にフォロワーは100万人を超えました。
