マンダリカ・インターナショナル・サーキットでMotoGP第18戦インドネシアGPが開幕。2日目のスプリントレースでは、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が勝利を飾った。
インドネシアGPではアプリリア陣営が好調で、ベッツェッキが新レコードを樹立してポールポジションを獲得。2番手に新人のフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)を挟み、3番手に同じくアプリリア陣営のラウル・フェルナンデス(トラックハウス)が並んだ。
一方で6年ぶり王座に返り咲いたマルク・マルケス(ドゥカティ)は苦戦し、今季ワーストの9番グリッド。チームメイトのバニャイヤは日本GPでの復活が嘘のように苦しみ、16番グリッドスタートとなった。
サーキット上空は少し雲がかかる天候。気温は30度、路面温度は52度のコンディションでスプリントレース開始時刻を迎えた。
全13周のスプリントレースは、ポールシッターのベッツェッキがスタートで出遅れてしまい、8番手周辺まで大きくポジションをダウン。アルデゲルが先頭に立った。
上位ライダーはアルデゲルを先頭に、ペドロ・アコスタ(KTM)とフェルナンデスがトップ3。彼らがバトルを繰り広げる後ろには、ルカ・マリーニ(ホンダ)、アレックス・マルケス(グレシーニ)、そしてベッツェッキが続いた。
オープニングラップにポジションを守った先頭のアルデゲルは、2周目からはライバルを引き離し、0.5秒差を確保した。また3番手のフェルナンデスは2番手アコスタと1秒差と、大きく離されてしまった。
なおマルク・マルケスは1周目にアレックス・リンス(ヤマハ)をイン側から押し出すような場面があり、ロングラップペナルティを科されたため、それをすぐに消化。ポイント圏外にポジションを落とした。
中盤に差し掛かった5周目、アコスタがターン2で転倒。表彰台チャンスを逃してしまった。
アコスタの転倒の結果、先頭を走るアルデゲルは2番手のフェルナンデスに対して2秒という大きなギャップを確保。スプリントレース初勝利に向けて大きく前進した。
後方ではベッツェッキがアレックス・マルケスやマリーニを攻略し、アコスタの転倒も手伝って3番手まで浮上。スタートのミスがありつつも表彰台圏内に舞い戻った。
ベッツェッキはフェルナンデスとの差も削り取っていき、残り6周でついにオーバーテイク。2番手が入れ替わった。この時点で先頭との差は約2秒だった。
ペース的にはベッツェッキにかなりのアドバンテージがあり、ファステストラップを更新しながら、トップとのギャップを詰めていった。
トップ2台の差は、残り2周で0.5秒。ベッツェッキがアルデゲルを射程に収めつつあった。
ラストラップには0.1秒差を切り、ターン10でベッツェッキがアルデゲルをオーバーテイク。アルデゲルの反撃も抑えきりってフィニッシュし、ベッツェッキがサンマリノGP以来のスプリントレース勝利となった。2位はアルデゲル、3位はフェルナンデスだ。
今季王者のマルク・マルケスはペナルティを受けつつ、最終的に7位でポイントフィニッシュ。前戦日本GPでダブルウィンだったバニャイヤはまさかの14位で、完走したライダーの中では最下位に終わった。

