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〈週6キャバで8000万円〉ICU女子大生が“6000万円投資”で牛たん店オーナーに…「FIREはつまらない」24歳の現在

〈週6キャバで8000万円〉ICU女子大生が“6000万円投資”で牛たん店オーナーに…「FIREはつまらない」24歳の現在

「FIREはつまらない」24歳の質素な私生活

――“稼ぐこと”や“FIRE”を目指していた家入さんが、“飲食店のオーナー”というハードな道を選んだ理由は何だったのでしょうか。

結局、稼ぐのが趣味になっちゃったんですよね(笑)。いざFIREに近づいてみると「何もしないのはつまらない」と気づいてしまって。そんなときに出会ったのが『牛たんの檸檬』でした。

もし『牛たんの檸檬』に出会っていなければ、今頃FIREしていたか、結婚して家庭に入っているか、あるいは夜の世界でクラブのママになっていたと思います。

――一方で現在も国際基督教大学(ICU)に在籍されていますが、学業との両立は?

現在は4年生を3回目なんです(笑)。卒業単位はほぼ取り終えているのですが、卒論だけはあえて書かずに残しています。

――あえて、ですか?

夜の仕事をしていると、「学生」という肩書きの強さをすごく感じるんです。実際、お客様の反応もいいですしね。「キャバ嬢」や「経営者」である前に、まだ「学生」でいたい。ある意味、一番自由な立場でいられる時間だと思っているので……。

まあ、まだ自由でいたいという、“甘え”かもしれません。

――普段、お金をかけていることや自己投資として意識していることはありますか。経営者になってから変わった金銭感覚や価値観があれば教えてください。

変わったことはあまりないですね。お金は……つかうとすれば株を買っています。

現在は都内で妹と家賃13万円の家で二人暮らし。父からの「固定費は抑えろ」という教えを今も守って、生活レベルを上げないようにしているんです。

ブランド品を買ったり、インスタグラムや整形で承認欲求を満たしたりしたいという気持ちもあまりなくて……。たぶん私、根本的に「ケチ」なんですよね(笑)。

趣味といえば、たまに行くシーシャやゴルフ、あとは月1で実家に帰るくらいです。

基本的に週6日働いているので、お金をつかう時間もあまりないんですけど、「稼げるのに何もしない」という状態が一番もったいないと感じていて。その“機会損失”が怖いからこそ、自然と今の働き方になっているのかもしれません。

――実際にお店がオープンして1か月経ちますが、生活で変わったことはありますか?

ありがたいことにお客さんも多くて、売上が1日60万円を超えると現場が回らなくなることもあります。仕込みの大変さも、やってみて初めて知りました。

準備段階で釜を2つ買ったのに、1つ余らせてしまったことも。細かい失敗も多くて、スタッフには申し訳ないなと思うことも多いです。

正直、スタッフから見たら私って「なんだ、あのオーナー」と思われてもおかしくない立場だと思うんです。だからこそ一番働いている姿を見せようと思い、オーナーですけど毎日必死に洗い物をしています(笑)。

これまでバイト経験もなかったので、すべてが新鮮なんですよね。スタッフと一緒にまかないを食べている時間は、「普通の女の子」に戻れる感じがして、大好きな時間です。

“日本のいいもの”を海外へ広げていきたい

――『牛たんの檸檬』の取締役にはホリエモンこと堀江貴文さんもいらっしゃいますが、家入さんは堀江さんのYouTube動画にも出演されるそうですね。

はい。私の経歴などを面白がってもらえたみたいです。収録では「堀江さんから学べることを全部吸収してやろう」という欲張りな気持ちで臨みました(笑)。

緊張しすぎず、お客様と接する時のようなフランクな気持ちでお話しできたと思います。

――今後の目標を教えてください。

今、お店に来てくださる方の5〜6割は海外からのお客様(インバウンド)なんです。アジア圏の方を中心に、日本の牛たんがこれだけ喜ばれるんだと肌で感じています。

将来的には、ICUで学んだことを活かして、牛たんに限らず、“日本のいいもの”を海外へ広げていきたいです。

――かつての「FIRE」の夢は……?

うーん。やっぱり私は“FIRE”よりも働いているほうが性に合っている気がします。

不労所得よりも、目の前でお客さんが美味しそうに食べてくれている瞬間や、スタッフとまかないを食べて笑っている時間のほうが、私にとってはよっぽど価値がある。

普通の感覚は失わずに、でも勝負するときは大きく張れる。そんな経営者になりたいです。

取材・文/逢ヶ瀬十吾(A4studio) 撮影/恵原祐二

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