注目の若手監督・堀内友貴が、山下リオら旬の若手キャストを迎えて贈る、映画『トランジット・イン・フラミンゴ』。このたび本作が全国順次公開されることが決定した。
本作は、なら国際映画祭のコンペ部門の受賞監督のなかから選ばれた1人とともに、奈良を舞台に映画を創る映画製作プロジェクト「NARAtive」から生まれた作品。監督は、『明ける夜に』『お祭りの日』などで注目される若手監督、堀内友貴。さらに、奈良を拠点に活動し、『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』『朝が来る』などでカンヌ国際映画祭をはじめ国内外で高い評価を受ける映画作家・河瀨直美がエグゼクティブプロデューサーとして参加。作品に確かな厚みをもたらしている。
本作の主人公で、一緒に移住してきた恋人に置いていかれたサエを演じるのは、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍し、主演作『雪子 a.k.a.』でミニシアターシーンの注目を集めた山下リオ。地元から離れられないまま日々を過ごすリュウタロウ役には、『佐々木、イン、マイマイン』以降、確かな存在感を放つ細川岳。冷蔵庫を背負い、親友キョンちゃんとの思い出を探しにきたアカリ役に、『やまぶき』『HAPPYEND』など話題作への出演が続く祷キララ。さらに古川琴音が声の出演で作品世界に奥行きを与えるなど、邦画ファン必見の若手実力派キャストが顔を揃えた。
このたび公開された予告映像は、“車を運転する冷蔵庫”というおかしなショットから始まる。偶然出会ったアカリの依頼でフラミンゴ探しに付き合うことになったサエと、地元で暮らすリュウタロウの旅が綴られ、次第に距離が縮まっていく3人のかけがえのない瞬間が切り取られている。彼女らは一体どこへ向かうのか、劇場で確かめたい。
映画『トランジット・イン・フラミンゴ』は、2026年5月15日(金)より全国順次公開。
【キャスト、スタッフ コメント全文】
▼山下リオ
役が憑依するとはよく言いますが、私自身が役を乗っ取っていくような感覚になる稀有な現場でした。2年経った今でも、まるで全てが本当に起こったことのように、奈良の景色や匂い、そして二人の表情が、懐かしくも新鮮に記憶が蘇ってきます。この映画は、皆さんにとっても何故だかその場にいたような感覚にさせてしまう、不思議な魅力があるんじゃないでしょうか。フラミンゴ、私たちと一緒に探しませんか? 是非、劇場でお待ちしています。
▼細川岳
撮影してから随分と時間が経ったように感じたけど、まだ二年しか経ってないらしい。自分は公開を心待ちにしていたんだなあと改めて思う。生きてきた中で忘れられない出会いや時間がいくつかある中で、この映画にはそういう瞬間が映っている。現場で過ごした大半のことを今でもつらつらと喋ることができるくらいに濃密な時間を過ごした。映画を通して二人と友達になれたこともやっぱり嬉しい。街でフラミンゴのイラストを見たり動物園に行くと、この映画のことを思い出す体になってしまった。どうしよう。
▼祷キララ
公開日のちょうど2年前、奈良県の宇陀市でこの映画を撮影していました。宇陀にいると、自然や建物、人にも宿っている歴史の厚みに気がついて、懐かしいような安心感で心がほどけていきました。撮影を通して、私たち3人が役として、そして人として重ねていった変化の過程が、そのまま映っていると思います。撮影中「この映画に絶対に合う!」と監督と熱論した工藤祐次郎さんに劇伴を手がけていただけたことも、とても嬉しいです。公開をぜひお楽しみに!
▼堀内友貴(監督)
1人で部屋にいるだけでは絶対に作れないからこそ、映画は面白いのだと思います。完成した映画を観て、エンドロールに並ぶ名前の多さに少し笑ってしまいました。ちゃんとその1人ひとりの顔や声が頭に浮かぶのが嬉しいです。多くの人と出会えて、関われて映画が完成しました。ありがとうございました。映画には、誰かと過ごす時にしか生まれない祝祭のような瞬間が映っていると思っています。よろしくお願いします。
映画『トランジット・イン・フラミンゴ』
一緒に移住してきた恋人に置いていかれたサエ。地元から離れられないまま日々を過ごすリュウタロウ。冷蔵庫を背負い、親友キョンちゃんとの思い出を探しにきたアカリ。見知らぬ3人が偶然出会い、1台の冷蔵庫と共に、フラミンゴを探すことに。銭湯に行ったり、スーパーに行ったり、あてもなく歩きながら過ごすうちに、3人は少しずつ本音をこぼしていく。迷って、笑って、ときどき立ち止まりながら、それぞれの停まっちゃった時間が少しずつ動き出す。偶然が重なって始まった、ちょっとヘンテコであったかい、人生のちいさな交差点での物語。
監督・脚本:堀内友貴
出演:山下リオ、細川岳、祷キララ、三浦誠己、田中隆三、古川琴音(声の出演)
© 2026 ”Transit in Flamingo” NARA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL
2026年5⽉15⽇(⾦) 新宿武蔵野館、Strangerほか全国順次公開
