
【問題】
夏になると食べたくなるあの涼しげな食べ物。漢字で書かれると、まるで別の言葉のように見えてしまいます。
★ ヒント
天草を煮溶かして固め、突き出して作る和の食べ物です。酢醤油や黒蜜をかけて食べるのが定番で、つるっとした食感が特徴です。
【解説】

正解は「ところてん」です。心太と書いて「ところてん」と読むのは、日本語の中でも特に意外性のある当て字の一つです。もともと原料の天草を「こころぶと」と呼んでいたことが語源とされています。この「こころぶと」が時代を経て「こころてい」「ところてん」と変化していったと考えられています。奈良時代にはすでに食べられていた記録があり、正倉院の文書にもその名が登場します。「心」を「ところ」、「太」を「てん」と読むのは通常ありえない読み方ですが、長い歴史の中で定着した熟字訓です。夏の風物詩として今も愛されるこの食べ物、漢字の由来を知るとより一層味わい深く感じられますね。
「心太」がところてんだと知っていた方はかなりの漢字通です!次回も思わず誰かに話したくなる難読漢字をお届けしますので、お楽しみに!



