『SUNNY VOYAGE 2025』愛知・Lives NAGOYA(2025年10月4日)
○丸藤正道&拳王&宮脇純太vs清宮海斗&晴斗希&カイ・フジムラ×
10・11両国大会で清宮&棚橋組と対決することが決まった拳王が、丸藤と息ピッタリのチームワークで快勝。不仲だった丸藤を「天才」「スーパースター」と一転して不気味なまでにヨイショしまくり、棚橋を“外敵"と断じて両国へ“丸拳"として結束した。
両国で清宮&棚橋組との対決が決まった拳王は、2日の会見に乱入。ALL TOGETHERでの対戦経験を忘れて「拳王選手とは初対決♪」とメッセージを寄せた棚橋に激怒し、清宮とのタッグを「頭スカスカタッグ」と断じていた。
この日は丸藤と組んで、6人タッグマッチで清宮と前哨戦。試合前から明らかに様子がおかしい拳王は、丸藤が拳王ポーズを繰り出しても受け入れ、逆に肩を抱き寄せて一枚の写真におさまった。
拳王は試合前から清宮と言い争いを繰り広げると、喧嘩腰の先制争いを展開するが、反目し合ってきた丸藤との連係がここで機能。ダブルバックエルボー、ダブルブレーンバスターで清宮を圧倒すると、グータッチを交わした。
清宮も負けじと棚橋の動きを意識。ダイブ式サマーソルトドロップを投下してエアギターをかき鳴らすと、完璧なスリングブレイドを決めてみせる。しかし、あうんの呼吸で動く丸藤&拳王のペースは崩せない。2人は両国に向けて宮脇と激しくやり合ったカイに照準。カットに入った清宮と晴斗希に対し、華麗な連係攻撃を次々と決めて返り討ちにすると、残るカイには丸藤の虎王、拳王の蹴暴が立て続けにさく裂。最後はPFSとネックツイストの合体技、その名も“丸拳"でカイを葬った。
息もピタリの連係で丸藤&拳王組が両国へ完勝。試合後も拳王は丸藤タオルを掲げて相棒を称賛し、バックステージでも「やっぱりスーパースターとタッグ組んだら息ピッタリだよな。やっぱり違うわ。ホントに方舟の天才・丸藤正道」とヨイショしまくった。
これまで一貫してきた“丸藤嫌い"の態度を180度転換させたのも、すべては憎き棚橋撃破のため。棚橋は清宮に請われてNOAH参戦を果たす形となるが、「外敵が来てんだぞ?」と“外敵"と断じた拳王は「外敵を迎え入れた、あのバカな清宮。あの二人、ホント頭スカスカタッグ」と敵がい心をあらわにした。
一方の丸藤はあまりのひょう変ぶりに「信用なんねえ…」と戸惑いを隠せず。両国へ“丸拳"としてガッチリ結束……といえるのかどうかはまだまだ予断を許しそうにない。
【試合後の丸藤&拳王】
▼拳王「やっぱりスーパースターとタッグ組んだら息ピッタリだよな。やっぱり違うわ。ホントに方舟の天才・丸藤正道。息が合ってこのままいったらな、棚橋余裕だよね?」
▼丸藤「そこは余裕だ。余裕だけど、まだ信用なんねえよ」
▼拳王「何でだよ? おい!」
▼丸藤「今までの俺たちなんだったんだよ? じゃあ」
▼拳王「いや、待ってよ。外敵が来てんだぞ。しかも外敵を迎え入れた、あのバカな清宮。あんなな、あの二人、ホント頭スカスカタッグ。なんたって棚橋弘至なんて俺、初対決? じゃねえよな? おい、丸藤君。丸藤選手とは何回もやってます。拳王選手とは初対決。初対決です、初対決です。ナメてんの? あいつ」
▼丸藤「ナメてんだろうね、きっとな」
▼拳王「ナメてんのか? しかもあんな大切な大会。ALL TOGETHER AGAIN、プロレスの力でプロレスファンを元気にしようとするところの大会のメインイベント。それを忘れてるなんて。見てみろよ、お前。NOAHの副社長はしっかりと覚えてるよ。はい、誰とやりましたか?」
▼丸藤「誰が? 俺が?」
▼拳王「はい。ALL TOGETHER AGAIN、誰とやりました?」
▼丸藤「違う。むしろ誰とやったでしょうか?」
▼拳王「いやいや、俺は知らねえよ。メインしか覚えてない。いくよ、ここで問題。プロレスリング・ノア副社長はALL TOGETHER AGAIN、誰とやったか覚えてる?」
▼丸藤「ああ、覚えてる」
▼拳王「プロレスの力でみんなを元気にさせる大会、誰とやりましたか?」
▼丸藤「この答えはな、Xに書いてやるから、ちゃんと見とけ」
▼拳王「noteかもしれないからな!」
【宮脇の話】「おい! カイ・フジムラ。におうぞ。なんかにおう、におうぞ! これはカイ・フジムラの童貞臭だ。30超えていつまでカッコつけてんだよ? そんなカッコよくねえぞ。だからいつまでも童貞臭が出てるんだよ。だからベルトも獲れないし、彼女もいないのはそういうところだぞ。両国、お前なんかには絶対に絶対に! 負けないからな」
【試合後の清宮&晴斗希】
▼清宮「清宮「クソー。いってえ。今日負けたけど、両国に向けて偵察はしっかりしましたよ。試合前にギャンギャンうるさいんですよ! トム! トムの方ですよ。めんどくさいんですよ! あの方。あの二人は試合前から猪突猛進うるさいのがトムの方で、試合に向けて秘策を持ってやってくるのがジェリーさんの方ですよ。だから棚橋さんにしっかりトムさんには当日まで警戒して、試合中はジェリーさん警戒してくださいと今日伝えるつもりだったんですけど、今日の試合中、ジェリーさんの勢いが凄すぎて、どっちがトムでどっちがジェリーか分からなくなりましたよ!」
▼晴斗希「清宮さん、結局どっちがトムで、どっちがジェリーか僕も分からない。どういうことなんですか?」
▼清宮「めんどくさい方がトムで! 天才がジェリーですよ!」
▼晴斗希「ああ、そういうことなのか」
▼清宮「とにかく、どちらにしても両国、しっかりとこの情報を棚橋さんに伝えて、棚橋さんは両国楽しんでもらって、俺は両国のリングでど真ん中、獲ってやりますよ!!」

