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<その着せ替え人形は恋をする>海夢の告白の行方は…「最高の最終回」「3期はよ!」感動と感謝の声多数

<その着せ替え人形は恋をする>海夢の告白の行方は…「最高の最終回」「3期はよ!」感動と感謝の声多数

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」第24話より
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」第24話より / (C)福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会

雛人形の顔を作る「頭師(かしらし)」を目指す男子高校生・五条新菜(ごじょうわかな/CV:石毛翔弥)と、クラスの人気者で読者モデルの喜多川海夢(きたがわまりん/CV:直田姫奈)が、コスプレを通じて心を通わせていく学園ラブコメディ「その着せ替え人形は恋をする」Season2(ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVer)。9月20日に放送された第24話は、ついに迎えた「棺」合わせ当日と、その帰り道での二人を描いた最終回「Dear My Dress-Up Darling」。(以下、ネタバレを含みます)
「その着せ替え人形は恋をする」Season2キービジュアル
「その着せ替え人形は恋をする」Season2キービジュアル / (C)福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会


■告白を決意した海夢、新菜の顎クイに撃沈!?

「棺」合わせ当日の朝、海夢は自室でひとり、メイクの下準備中。先日、合わせが終わったら新菜に好きだと告白することを決意した海夢は、すでに緊張している。やがて、海夢のメイクのために訪れた新菜は、早速プロの顔つきでメイクを開始する。顔の角度を指示するため、新菜が海夢の顎にそっと手を添えると、不意の接触に海夢の心臓はドキドキしてしまう。こうしてメイクを終えた新菜たちはスタジオに到着。各々の衣装に身を包んだら、いよいよ「棺」合わせの撮影が始まる。

冒頭は、告白を心に決め、トキメキと緊張が交差する乙女心MAXな海夢の姿からスタート。ぬいぐるみを相手に告白をして笑い転げてみたり、新菜の無自覚な顎クイにキュンキュンしたりと大忙し。もともと感情豊かな海夢ではあるが、新菜への恋心を自覚してからの彼女はさらに拍車がかかっていて、それが隠せずにダダ漏れなのが可愛い。一方の新菜は、いまだに海夢の気持ちには気づいていないようで、ただただメイクに真剣なのが、いかにもふたりらしい。この絶妙な距離感にはSNSでも「海夢の並並ならぬ決意に泣きそう」「顎クイきたー! でも五条くんは真剣そのものw」「このピュアな空気感がたまらない」といった声が寄せられていた。

■ジュジュ様の受難!?  姉としての覚悟とツンデレな本音

体型補正やメイク、カメラ位置、造形物など、これまでの経験とテクニックを惜しみなく注ぎ込んだ「棺」合わせは、作品の世界観を見事に再現した素晴らしいものだった。撮影は終始和気藹々と進んでいくが、そのなかでただひとり、極端にホラー耐性のない乾紗寿叶(CV:種崎敦美)だけは人知れずに限界寸前に追い込まれていた。なかでも、ケーキに血糊をブチまけて撮影する食卓シーンでは、そのあまりのグロテスクさに過去のトラウマまでフラッシュバック。撮影後、一人別室でうずくまる彼女に新菜が声をかけると、紗寿叶は「私は心寿の姉よ」と、妹の夢を叶えるためなら苦手なことでもやり遂げるという強い信念を語る。ところが、役目を終えた開放感からか、そのまま気絶してしまうのだった。

ここでは、「合わせ」の楽しさが満遍なく描かれつつも、同時に紗寿叶のキャラクター性も掘り下げられた。ホラーが心底苦手なのにも関わらず、妹である乾心寿(CV:羊宮妃那)のためならどこまでも体を張るという姉としての強さが際立っていた。また、これまで「合わせ」はしない主義を貫いてきた紗寿叶だが、今回の撮影ではみんなといっしょに撮影することの楽しさを感じていた節もあり、「合わせなんて二度としない」という言葉とは裏腹な、複雑な感情をにじませていたのも印象的だ。SNSでも「ジュジュ様の限界顔、面白すぎるw」「妹のためなら頑張るお姉ちゃん、マジで尊い」「なんだかんだ言って楽しんでるジュジュ様、最高かよ!」など、彼女の多面的な魅力を絶賛する声で溢れていた。

アニメ「その着せ替え人形は恋をする」第24話より
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」第24話より / (C)福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会

■「姫を推してるだけ」――旭の想いと、言えなかった「好き」

撮影後、心寿は緒方旭(CV:河瀬茉希)と海夢のツーショット撮影を熱望。旭は自分のことを嫌っていると思っている海夢は狼狽するが、実のところ、真相は全くの逆だった。旭は、海夢のコスプレ写真に一目惚れして以来、彼女を「姫」と呼び、陰ながら応援する熱烈なファンだったのだ。緊張のあまりまともに話せず、避けるような態度を取ってしまっていたことを謝罪する旭。こうして誤解が解けたふたりは、最高の笑顔でツーショット撮影を楽しむのだった。

これまで謎に包まれていた旭の心情が明かされた。これまでの流れ的に、視聴者的にも薄々は分かっていたことだが、予想をはるかに上回る旭のキャラ崩壊っぷりはある意味でカタルシス満載。語彙力が減り、汚い叫び声をあげる旭の姿は、これまでのクールな旭のイメージとは180度かけ離れていて、最高のオタクを見せてくれた。この変貌ぶりにはSNSでも「アキラさん、まさかのガチオタだったwww」「最高の伏線回収!」「誤解が解けて良かった…泣いた」と、感動と笑いのコメントが殺到。

こうして「棺」合わせは無事に終了し、物語はいよいよクライマックスへ。家まで送ってもらった自宅の玄関前でついに告白しようとする海夢だが、最後の最後で勇気が出ず、口から出たのは「あたしとツーショ撮って!」だった。これに新菜がOKすると、まるで告白が成功したかのように喜ぶ海夢。ふたりの恋の行方は、次シーズン以降へと持ち越され、ますます第3期への期待が高まるばかりとなった。この終わり方にはSNSでも「『好き』って言いかけてツーショおねだりに変えるの、あまりにも海夢すぎるw でもあの笑顔見たらもう全部OKだわ…最高の最終回!」「海夢が勇気を出せなかったのも、新菜が無自覚なのも、全部含めてこの二人。不器用だけど、お互いを大切に想ってるのが伝わってくるから、ずっと応援したくなる。本当に素晴らしい作品をありがとう!」など、長文での感謝がたくさん綴られていた。

※種崎敦美の“崎”は、正しくは「たつさき」。

◆文/岡本大介

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