MotoGPインドネシアGPのスプリントで14位に終わったフランチェスコ・バニャイヤは、ドゥカティのパフォーマンスについて説明ができないと嘆いた。
バニャイヤは前戦日本GPでは予選ポールポジションからスプリントと決勝レースでダブルウィンと圧倒的な強さを見せ、今シーズンの不調からついに立ち直ったと見られていた。
しかし、インドネシアGPでバニャイヤは再び苦戦。全く速さがなく、スプリントでは勝利したマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)から30秒近く遅れ、完走したライダーの中で最下位の14位に終わった。
バニャイヤはこの苦戦について、首尾一貫した説明をすることができなかった。
スプリント後のメディア対応でバニャイヤは「技術的な問題じゃない。これは自分の力ではどうにもできないことだ」と答えた。しかしバニャイヤはその少し前にDAZNに対し、問題は技術的なものだと話していたのだ。
彼は「僕の身に起きてしまったことは受け入れられないモノだ」と述べており、それがタイヤの問題だったのかと指摘されると「いや、技術的な意味でだ」と語っていた。
さらにバニャイヤはDAZNに対し、自身のパフォーマンスについてこうも語っていた。
「説明ができないんだ。チームから僕に説明してほしいくらいだ。チームなのか誰なのか……誰なら説明できるのか僕にはわからないけど。少なくとも、なぜ僕がこんなに遅くて、速く走れないのかを説明して欲しい。データはチームが持っているし、僕は何が起きているかわからないんだ」
「僕のベストラップは1分31秒7だったけど、トップよりも2秒も遅い。これはおかしいよ」
バニャイヤはサンマリノGP後のミサノテストで浮上のキッカケを掴んだとされてきた。このテストではVR46のGP24を試したとも言われており、実際にそれはインドネシアGPでVR46側が認めてしまった。
バニャイヤやドゥカティ側はこの件を今でも認めようとはしていないため、GP24とGP25の真偽がどうあれ、少なくともバニャイヤは今回のマシンが優勝した日本GPと「理論的には」同じ、と語っている。
しかしバニャイヤとしては、ブレイクスルー前の大苦戦したサンマリノGPと同じような嫌な予感が戻ってきてしまった、という認識になっている。
「1週間前は今日のベッツェッキみたいだったんだけどね……新レコードでポールポジションを獲得して、スプリントレースを勝っていた。でも今日は、初日と同じようにミサノテスト以前と同じ状態に戻ってしまった。プッシュしようがないんだ。プッシュしようとしても、バイクの挙動が大きくて、レース中はブレーキが効かないこともあった。ストレートでスロットルを閉じないといけないときもあったんだ」
「レースはなんとか完走した。トップからは30秒近い差だったし、13位のライダーからも13秒差だった。だからこそ、何が起きたのかを知りたいんだ」

