・祖父 vs 孫
で、記事タイトルにもある「禁断のミックス」である。
じーちゃんと私の梅干しを混ぜ、ペースト状にする。それを軽く握ったおにぎりの中へ……。さらに海苔をコンロで炙り、香ばしさをプラス。
これが、とんでもなかった。
完全に混ざりきるわけではない。だが、確実に一体化している。
例えるなら、ともえ投げの強化版。まるでプロレス技のような、通称・地獄車(じごくぐるま)。
私とじーちゃんが組み合って、地面をぐるぐる回っているような……そんなウルトラ大回転的な梅の味になっているのだ。
それはもう、「羽鳥家の味」としか言いようがない。
じーちゃんの人生と、私の人生が交差している、とてつもなく歴史を感じるマリアージュ。
深さと明るさ。
静と動。
瞑想とアッパー。
そのすべてを同時に味わえる、とんでもない一口だったのである。
そして確信した。
梅干しは、続ければ続けるほど美味く(上手く)なる。
生前のじーちゃんは毎年、「今年はうまくできた」「今年はダメだ」と言いながら、梅干し作りを “行事” ではなく “自分への挑戦” として続けていた感がある。
今、まったく同じことを私がやっている。今年はうまくできた。でも来年は、もっと……。さらなる高みへ。
・深みは、年を重ねるごとに増す
今年(2026年)の梅干しは、どんな味になるのか。去年より、もう少し深くなるのか。じーちゃんの域に、少しでも近づけるのか。
あと数ヶ月で梅が売り場にチラホラ出てくる。昨年の梅選びは間違い無かったので踏襲しつつ(和歌山産の南高梅 / 大玉)、さらなる「GO羽鳥流」を極めていきたい。
トロピカルに深みが加わったら鬼に金棒。きっと深みは、年を重ねるごとに増してくる気がする。
1歩でも前進したい。じーちゃん(の梅干し)がいなくても、私1人で「羽鳥家の梅干し」が作れるように。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
