
声優の渕上舞が、10月4日に都内で行われた「茨城を食べよう収穫祭~食の宝庫グルメセレクション~」のオープニングセレモニー&「ガールズ&パンツァー」トークイベントに、茅野愛衣、福圓美里と共に登場。主演を務めるアニメ「ガールズ&パンツァー」の最終回までにかなえたい野望を明かす場面があった。
■二度目の開催となったイベント
同イベントは、茨城県が誇る豊富な農林水産物を広く発信することを目的に、10月4日、5日(日)の二日間にわたって東京・駒沢オリンピック公園で行われるもので、2024年の東京・大井競馬場に続いて二度目の開催。ミシュランやゴ・エ・ミヨに掲載される名店の限定オリジナルグルメが登場する他、茨城県民がこよなく愛する地元最強グルメ店など、普段はイベントで目にすることのない茨城自慢のグルメが一堂に会する。
ステージイベントでは、茨城・大洗町を舞台とするオリジナルアニメーション「ガールズ&パンツァー」シリーズに出演している渕上らがスペシャルゲストとして登壇し、茨城グルメを試食する他、「ガールズ&パンツァー」にまつわるトークを展開した。
■なじみのない設定に最初は戸惑いも…
トークショーでは、茶道や華道と同じく、戦車を使った武道「戦車道」にまい進する女子高校生の成長物語という「ガールズ&パンツァー」のコンセプトについての話題に。
渕上は、設定を初めて聞いた時を振り返り「オーディションだったんですけれども、そんなに深いところまでの説明がなくって。キャラクターのイラストと女子高校生であることと戦車に乗りますよということくらいの設定だったので、何も分かりませんでした」と明かして笑いを誘った。
また、茅野も「私もオーディションを受けて知ったのが最初で…。オリジナル作品って、私たちはあまり情報を得られないままオーディションを受けることが多いんですよ。なので、ほぼ何も分からないままオーディションを受け、『決まりました』って言われて。アフレコをしていても、何が起きているのかいまいち分からないっていう(苦笑)」と吐露。
さらに、「アフレコの時って画が全てできているわけではないので、戦車も四角い箱みたいな感じで、『きっと何かすごいことが起きてるんだろうな』っていうのを想像しながらお芝居させてもらうんです」と語った。
一方、オーディションではなかったという福圓は「(事前情報が全くないため)余計分からないよね。『戦車道』って言われても…。『部活ですか?』って聞いたら、『部活じゃないです』って」と苦笑し、「ピンチになった時の切迫度みたいなものが、どのくらいの質感でいくかっていうのが、やっていくうちにだんだん出来上がっていった」と回顧。
■主役の渕上舞以外は“兼ね役”を経験
そんな中、茅野の「楽しく掛け合う中で、うまく立ち位置が決まっていって、これだけキャラクターにいるのに、誰一人被らないっていう…」という発言から、二つ以上の役を演じる“兼ね役”の話題に。
福圓は、主人公を演じる渕上以外は“兼ね役”を経験していることを明かし、「普通はメインになったら兼ね役はやらないんですけど、(登場人物が多いため)二番手の茅野ちゃん以降みんなやっておりまして」とコメント。
すると、渕上は「当日に『こことここのキャラクター、誰かお願いします』って振られることがあって、『はーい!』って意気揚々と手を挙げるんですけど、茅野ちゃんに止められて…」と嘆き、茅野は「さすがに主役は(物語的に)意味が出ちゃいそうだし、止めてくれと」と理由を説明。
福圓が「最終回までに(兼ね役を)一つはやりたいの?」と聞くと、渕上は「一つどころか、やれるもんなら何個でも!」と鼻息荒く回答して爆笑をさらった。
◆取材・文=原田健

