現地3月31日、北中米ワールドカップ欧州予選プレーオフ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナにPK戦の末に敗れ、3大会連続でW杯出場を逃してしまったイタリア代表のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が退任するようだ。伊放送局『Sky Italia』が現地4月1日の記事で報じた。同メディアはガットゥーゾの退任とともに、後任人事にも言及した。
「ガットゥーゾは今後、代表監督ではなくなる。同様に代表団長のジャンルイジ・ブッフォンも退任する。またしても大きな失望を味わった後、チーム再建を担う新たな監督は誰になるのだろうか。後任候補にはアントニオ・コンテとマッシミアーノ・アッレーグリの名前が挙がっている」
新指揮官の選定は、3大会連続でW杯出場を逃して批判を浴びているFIGC(イタリアサッカー連盟)のガブリエレ・グラビーナ会長の進退問題が決着してから進められるという。
「現状ではコンテとアッレーグリが有力候補になっている。両者ともトップクラスの監督だ。しかし、前者はナポリと、後者はミランと契約中だ。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はコンテとの契約を延長したいと考えているし、ミランのオーナーのジェリー・カルディナーレも、アッレーグリと昨夏に契約したばかり。しかし、真の長期的な再建プロジェクトがあれば、両監督ともイタリア代表監督のオファーを断ることはないだろう」
コンテはユベントスでセリエA3連覇を果たした後、2014年8月にブラジルW杯でグループリーグ敗退したばかりのイタリア代表監督に就任。EURO2016の予選を突破して臨んだ本大会のラウンド・オブ16で3連覇を狙うスペインを下し、準々決勝でPK戦の末にドイツに敗れた後に退任していた。その後はチェルシーでプレミアリーグを制し、インテルでもリーグ優勝を経験。トッテナムを経て現在はナポリと27年6月末までの契約を結んでいる。
一方のアッレーグリはカリアリで監督として頭角を現わすと、ミランを率いた10-11シーズンにスクデットを獲得。コンテが去った後の14年7月にユベントスの指揮官に就任し、セリエA5連覇の偉業を達成した。19年5月に退任して現場を離れていたが、21年5月にふたたびユベントスの監督に復帰するも、スクデットを獲得することなく24年7月に退任。25-26シーズンから再度ミランの監督を務めている。契約期間はコンテと同じく27年6月末までとなっている。
また、イタリア人のサッカージャーナリストで移籍市場に明るいニコロ・スキーラ氏も代表監督の話題に触れ、「コンテの再招聘は、FIGCの夢のプランだ。さらに元イタリア代表監督のロベルト・マンチーニも復帰したい意向を示している。マンチーニはFIGCの次期会長候補のひとり、ジョバンニ・マラゴと良好な関係にある」と自身のXにポストした。
マンチーニは21年に行なわれたEURO2020でイタリア代表を53年ぶりの優勝に導いた指揮官。ただ、26年まで契約を残していたなか、23年8月に突如としてイタリア代表監督を辞任し、大金を用意したサウジアラビア代表監督に就任した。現在はカタールのアル・サッドで指揮を執っている。
一方、伊紙『Gazzetta dello Sport』はコンテとマンチーニを有力候補としながらも、別の監督名を挙げた。「もうひとり、候補がいる。マンチェスター・シティを離れることになったジョゼップ・グアルディオラだ」。
「候補者の範囲は広くない。イタリア人に限れば、アッレーグリは多くの人物にとって理想的かもしれないが、ミランが手放さない。ユベントスのルチャーノ・スパレッティはすでに代表監督の役割を終えており、ジャン・ピエロ・ガスペリーニがローマにいるいま、他に最高レベルの候補はいない」
そう記した同紙は、「残るは外国人という選択肢。その候補はひとりしかいない。グアルディオラだ。シティを退団するし、金銭的な問題もない。スポンサーの資金援助を受けて、FIGCが大きな賭けに出る可能性がある。この選択は実現可能だろうか」と続けた。
3大会連続でW杯出場を逃したイタリアサッカー界は、誰を代表監督に選んで再建の道を進むのか。
構成●THE DIGEST編集部
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