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2026年春アニメに異変!? 減少する“オリジナルアニメ”の危機

2026年春アニメに異変!? 減少する“オリジナルアニメ”の危機


『超かぐや姫!』ビジュアル (C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ

【画像】え、「これだけ?」「少なっ!」2026年春に放送されるオリジナルアニメを知る

春アニメの大半に並ぶ「原作あり」の壁

 近年、アニメ業界内で「オリジナルアニメの企画が通りにくい」という切実な声が漏れ聞こえていました。ヒットの予測が立てやすいマンガやライトノベル、ゲームなどの原作がある作品に制作リソースが集中し、ゼロから物語を構築するオリジナル作品の肩身が狭くなっているという現状です。

 そして、2026年現在、その傾向がいよいよ顕著な形で表面化してきました。

TVアニメのほぼすべてにある「原作:〇〇」の文字

 振り返ってみれば、2026年の幕開けとなった1月クールから予兆はありました。冬クール最大の話題作となった『超かぐや姫!』や『プリズム輪舞曲』などNetflix発の作品はあったものの、TVシリーズとしての完全オリジナル新作は、皆無に近い状態でした。

 その流れは、1年のなかでも特に本数が多い4月クールにおいて顕著になります。発表されている新作アニメのスタッフ欄を確認すると、そのほとんどに「原作:〇〇」という文字が並んでいます。つまり「完全新作オリジナル」と呼べる目立ったタイトルが、驚くほど見当たらないのです。

「純粋なオリジナル」と言い切れる作品の少なさ

 もちろん、まったくゼロというわけではありません。例えば『ひみつのアイプリ』の次世代を担う『おねがいアイプリ』や、魔法少女ものとして注目される『魔法の姉妹ルルットリリィ』などが挙げられます。しかし、前者は長年ファンに愛されてきた「プリティーシリーズ」の最新作であり、後者クレジットに「原作:スタジオぴえろ/バンダイナムコフィルムワークス」とあります。これは40年以上前から多くの少女たちを夢中にさせた「ぴえろ魔法少女シリーズ」の系譜を継ぐ作品であり、純然たるゼロからのスタートとは性質が異なります。

 そんななか、新規のオリジナル作品となるのが『ゴーストコンサート : missing Songs』です。本作は「歌が禁じられた」2045年を舞台にしたアクション作品のようですが、原案を上松範康さん、音楽をElements Gardenという面々が手がけています。『戦姫絶唱シンフォギア』同様の楽曲と物語が密接にリンクするドラマチックな展開が期待でき、大きなポテンシャルを秘めた数少ない「挑戦作」といえるでしょう。

2025年の功績が、未来のオリジナルアニメを救うか

 今の状況だけを見れば、オリジナルアニメは絶滅の危機に瀕しているようにも思えます。しかし、悲観するのはまだ早いかもしれません。昨年の2025年は『アポカリプスホテル』や『前橋ウィッチーズ』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』『Turkey!』『未ル わたしのみらい』『うたごえはミルフィーユ』『空色ユーティリティ』など、オリジナルアニメの大当たり年でした。

 さらに先述した『超かぐや姫!』の爆発的なヒットも大きな追い風となるでしょう。原作や配信プラットフォームの枠に縛られない自由な発想が、結果としてこれほどまでの経済効果と支持を生むのだという事実は、保守的だった企画会議に一石を投じたはず。こうした成功例を受けて、再びオリジナル企画に活路が見出されていくのを、アニメファンとしては強く期待しておきましょう。

配信元: マグミクス

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