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元王者ジョコビッチ、今季3大会目はマドリードから参戦か。異例の「大会厳選」戦略で狙う完全復活の形<SMASH>

元王者ジョコビッチ、今季3大会目はマドリードから参戦か。異例の「大会厳選」戦略で狙う完全復活の形<SMASH>

「マイアミ・オープン」「モンテカルロ・マスターズ」と四大大会に次ぐグレードを誇るATP1000大会を連続でスキップした元世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)。次戦は、4月20日開幕の同じくATP1000大会「ムチュア・マドリード・オープン」となる可能性が浮上している。トーナメントディレクターのフェリシアーノ・ロペス氏(スペイン)が、レジェンドの出場に前向きな見通しを示した。

 まもなく39歳を迎えるジョコビッチは、かつてないほど慎重なスケジュール管理を行なっている。今季の出場は1月の四大大会「全豪オープン」と3月の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATP1000)の2大会に限られ、全豪前哨戦のアデレードや過去6度優勝のマイアミ、さらにはかつての拠点で開催されるモンテカルロといった自身にとって重要な大会をあえて回避。コンディションを最優先に、大会数を絞り込む戦略が鮮明だ。

 それでも男子テニス界に於ける競争力は依然トップレベルにある。全豪ではヤニック・シナー(イタリア/同2位)をフルセットの末に撃破し、大会史上最年長ファイナリストとなった。そしてインディアンウェルズでは4回戦でジャック・ドレイパー(イギリス/同25位)に敗れたが、現在も世界4位を維持している。出場機会を限定しながらもビッグタイトル争いに食い込む力は健在だ。

 マドリードはジョコビッチにとって過去3度の優勝を誇る大会だが、2019年の制覇以降は出場自体が限られており、昨年は2回戦でマテオ・アルナルディ(イタリア/同107位)にストレート負けを喫している。それでも、四大大会の「全仏オープン」へ向けた調整の一環として重要な位置付けにあることは変わらない。
  ロペス氏は、現在の状況と出場の可能性について次のように語っている。

「ノバク(ジョコビッチ)はマドリードに来ることを熱望している。そう私は聞いている。明らかに、最近のノバクのスケジュールがどのようなものか、私たちは知っている。彼は40歳を目前にして、プレーする回数が非常に少なくても、依然としてビッグタイトルを争う能力を持っている」

「クレーコートシーズンにおいて、当然ながらマドリードは全仏オープンに次いで優先順位の高い大会の1つだ。ノバクはめったにプレーせず、非常に特別かつ正確にトーナメントを選択しているため、私たちはこのことに大いなる敬意を払わなければならない」

 ジョコビッチは、自身が100%の状態にあると判断した場合にのみ出場を決めるスタンスを徹底しており、最終的なエントリーは直前まで不透明だ。この点についてロペス氏も慎重な姿勢を崩していない。

「私たちは慎重にならなければならないが、全てがうまくいけば、マドリードでノバクを迎えることができるだろう」

 出場大会を極限まで絞り込みながら、四大大会でのピークに照準を合わせる。その戦略は今季どのような結果をもたらすのだろうか。

構成●スマッシュ編集部

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配信元: THE DIGEST

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