
現役続行への思いは? ピッチを離れる寂しさは? 引退会見で伊藤翔はありのままに話してくれた「いろんな感情が湧き上がってきますね」
たしかに“タイムラグ”はあった。
横浜FCは1月8日、伊藤翔の契約満了を発表。リリース内で伊藤は「またどこかですぐお会いしましょう」などと伝えており、その後の動向が注目されていた。
ただ、百年構想リーグが開幕しても“続報”はなく、3月26日に現役引退が発表された。
4月3日に横浜市内で行なわれた引退会見で、退団から引退発表までの期間について問われると、伊藤は「ちょっと時間がかかってしまった経緯は、海外のチームと話しているなかで、そこで行くのか、行かないのか、いろんなこと含めて話があったんですけど、うまくまとまらなかったので、こういう時期になってしまいましたね」と明かした。
会見では「そろそろかな、という気持ちで、そのタイミングが今年で来た。すっきりしているというか、区切りはつけられました」と語っていたが、現役続行への思いも少なからずあったのだろうか。
キャリアのスタートがフランスのグルノーブルだった伊藤は、次のように話してくれた。
「海外に住んで、違う文化というか、新しいところは好きなんで。そういうことに触れてみたい気持ちはありました。もちろん、行けば、サッカー選手として行くので、しっかり戦わなければいけないんですけど。
そういう意味では、現役を続けたかった...うーん、でもそこに関して、続けれるのであれば、続けることがたぶん一番良いんでしょうし、でも僕らは、基本的にはやっぱり求められないと働けないんで。そういうのも含めて、タイミングだったのかなと思います」
現役を退く。その寂しさはあるのだろうか。
「基本的に、家にいる時とかは、寂しいなっていう気持ちは別になかった。なんて言うんですかね、サッカーのない普通の生活が続いていくわけなんですけど。でも、スタジアムとかを見ると、『あー、ここでやってたんだな』みたいな。そういう思いはありますね。懐かしい感覚だったり。本当に、いろんな感情が湧き上がってきますね」
サッカーが大好きで、プレーし続けてきたからこその感情で、それがここまで現役を続けてきた原動力でもあるのだろう。
いずれにせよ、伊藤は大きな決断を下して、次のステージに向かう。本人はいろいろと考えているようだ。
「GMとか、そういう勉強もさせてもらいつつ、監督とかのライセンスも一応、選手時代に取ってますし、解説だったり、サッカーの楽しさを伝えていくメディアの仕事をやらせていただけたらとも思います。子どもたち(への指導)とか地域貢献、そういうのも含めて、活動していけたらなと思っています。
“これだ”っていうのが今、自分の中でもなかなか定まってはいないんですが、いろんなことにチャレンジさせてもらえたらなと思います」
未来に胸を膨らませている。セカンドキャリアが楽しみだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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