8位には自民党の重鎮、麻生太郎副総裁が選ばれた。長い政治キャリアで「失言」と「放言」はもはやお家芸。24年1月には、当時外相だった上川陽子氏(73)の容姿を、「そんなに美しい方とは言わない」と評して物議を醸したのも記憶に新しい。自民党関係者はこう語る。
「茂木敏充外相(70)らベテランの重鎮がユーチューブに取り組む中、麻生副総裁はまったく興味なし。ネット上で過去の失言が次々と掘り起こされても、不遜なキャラクターのおかげで叩かれるどころか、若者の間で面白がられています」
切り抜き動画が氾濫しているのは、9位に選ばれた中道改革連合・小川淳也代表も同じだが、イジられ方は麻生氏とは明らかに一線を画していた。中道関係者が困惑の表情を浮かべる。
「意気込みは伝わりますが、空回りは否めない。3月の衆院予算委員会ではWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を観戦した閣僚に挙手を求めて、『危機管理の欠如』と追及。だがこれがSNSで、的外れな揚げ足取りと猛批判を浴びて逆効果に。衆院選でも中道に否定的な動画が拡散されたが、ネット上で小川代表の名前で検索すると、『支離滅裂』や『完全沈黙』といった不名誉なワードが並び、ネガティブな晒し動画の餌食になっています」
よくも悪くも、ネット戦ではきっかけひとつで評価が180度変わるもの。その象徴が10位の参政党・豊田真由子政調会長だ。
17年の自民党時代、秘書に「このハゲ〜」と暴言を吐く音声データが流出して世間を騒がせた。以降、離党と落選を経て9年ぶりに国政に復帰。3月2日の衆院予算委員会で質問に立った時には、
「どうぞお手柔らかにお願いします。‥‥逆か、すみません」
と自虐的なツッコミで議場が笑いに包まれた。
「かつての絶叫は、今や鉄板の『持ちギャグ』。ヒール(悪役)が愛されキャラへと塗り替えられ、変貌ぶり見たさに、少し笑みを浮かべただけでバズる始末。動画投稿者にとっては、新たな“ドル箱候補”です」(政治ジャーナリスト)
叩かれようが笑われようが、目立ってナンボ。「バズって回れば勝ち」の道化を演じて、国民の政治離れを引き止めてほしい。

