実食レポ:話題の寿司を現地で体験
では早速噂のメニューをいただいてみましょう。猫山王冰皮榴蓮寿司、すなわちドリアン寿司。しかも猫山王というドリアンの王様、ドリアンのエルメスとも言える品種の果肉を“冰皮”(もち米由来の餅皮)で包み、シャリに乗せた一品。見た目はツルッとしている、しかしあまりドリアンの香りはしない。
ふむ、意外となんとかなるかもしれない。それではいただいてみよう。
<写真:見た感じとても綺麗にまとまっているドリアン寿司。>
軽くお醤油をつけて(それが正解なのかもわからない)うん…噛んだ瞬間に口の中に一気に広がるフワッと広がるニラの香り、食感はカスタードのような滑らかさがありながら、餅米のコーティングがあるのでカスタードを包んだお菓子のような、そこからドリアンの果物としての甘い味、それがシャリと交わってご飯なのか、おかずなのか、お菓子なのか混在した味が口の中で新しいマリアージュを作り鼻の中はふくよかなニラの香りに包まれる!
うん、総じて味が渋滞してバグって美味しくない!残念!
<写真:猫山王冰皮榴蓮寿司を実食!!>
いや、これ無理ですよ、これ!無理!ドリアン食べられる私でも変にシャリが入るから色々無理だよ、目が覚めるというかトラウマになる味だから皆さんにもぜひ食べてほしいです。
味覚に多様性があるとは言え、少なくとも私は「頼んだ後に全力で後悔するレベル」でした。初手から大ダメージを受けつつ、飲み放題のお茶でなんとか流し込む。他のものでバランスを取るべくいくつか注文をしましょう。
お次は油淋鯇魚寿司、揚げた魚と甘酢ソースが南蛮漬け風で、香味野菜と共に提供されました。サクッとした白身魚とソースが美味しいです、うん、これはいける。とても美味しい。
<写真:他のお寿司は予想外に普通に美味しくて驚く>
その横、抹茶炸魚寿司、フライに抹茶ソースとピスタチオが乗る、日本でも中東でも考えつかないような斬新すぎる構成。色がバイオハザードみたいな色をしていますが、意外とこれは無理じゃなかったです。その横にあるのは皮蛋豆腐寿司!変な寿司ではありますが、皮蛋(ピータン)が苦手じゃない人からすれば普通に美味しい卵寿司。そうか、これ玉子焼きの代わりなのか……。
正直、ドリアン寿司のインパクトのせいで感覚が麻痺してしまい、ちょっとした変わり種の寿司がどうでもよくなっています。
<写真:見た目の色とか形状がちょっとアレですが美味しい!!>
塩焼肥牛寿司、炙った牛肉と甘醤油ソース。食べ応えのある肉寿司スタイル。これは純粋に美味しいです。いや本当に。普通の肉寿司にこんなに感謝することになるとは。いや、本当に美味しくてちょっと涙ぐんでしまう。
<写真:牛タンの普通のお寿司がとても美味しく感じる…>
こういうのでいいんだよ、こういうので…素材の味を生かした美味しい中華寿司に涙していました。
香辣鰻魚寿司、辛口のタレと花椒で仕上げた“麻辣うなぎ”。クセになる辛さ。
<写真:ソースも良く合ってウナギのお寿司というのもアリだな、と感じさせられました>
うなぎに山椒を使うのは日本でもよくありますが、麻辣という選択肢もありだな、と思わせるなかなか新しい美味しさでした。
総じて一部の劇物以外は本当に美味しくて、特に中国人向けということもあるのか肉寿司、またはガチョウ肉寿司、北京ダック寿司とでも言うべきものが見られ、名前の通り「中華寿司」と言えるメニューが多く、生魚が苦手な方でも十分楽しめるようなメニューでした。
現地で感じたサービスと雰囲気
現地はドリンクバーと合わせてお茶が飲み放題。スタッフは清潔な制服と丁寧な接客で、注文時に必ず一品ずつの説明を添えてくれます。
店内の清掃状態も良好。カウンターではアルコール消毒と簡易バーナーによる除菌を行っており、調理環境は衛生的。
全体的に良いお店だったと思いますし、メニューの豊富さ故にお話できるネタは大変多くあると思います。
<写真:広告に出ているお寿司、見た目とか色とかちょっとアレですが美味しい!!>
