この間、六代目山口組は東声会だけでなく、友好組織との関係を強化していた。3月18日、香川県高松市の二代目親和会本部を最高幹部が訪問。同会の吉良博文会長がこの日、誕生日を迎え、その祝いのために訪れたのだ。
午前10時30分頃、親和会本部前には吉良会長を先頭に、客人を出迎える最高幹部らが整列。そこに4台のワンボックスカーが到着し、中から安東美樹若頭補佐(二代目竹中組組長)、加藤徹次若頭補佐(六代目豪友会会長)、事務局長を務める篠原重則幹部(二代目若林組組長)、直参の四代目矢嶋組・武智浩三組長が降り立った。吉良会長に「おめでとうございます」と声をかけ、本部内へ歩を進めた。
前日までには誕生祝の品として紅白一対の胡蝶蘭が運び込まれており、気心も知れた山口組一行は、1時間ほど滞在。退出時もリラックスした様子で親和会本部をあとにした。
他組織との友好をはかる一方で、司組長の教えである先人顕彰も忘れることはない。例年は春の彼岸の入り早々に歴代組長の墓参を行っていたが、今年は17日に東声会の盃儀式があったからか、3月21日に兵庫県内の歴代組長の墓所を最高幹部が訪れ、手を合わせた。
山口春吉初代と登二代目が眠る神戸市内の霊園には、中田浩司若頭補佐(五代目山健組組長)、事務局次長の三代目岸本組・野元信孝組長、五代目倉本組・塚原心一組長の3人が訪れた。また、姫路市内にある竹中正久四代目の墓所には、安東若頭補佐が三代目心腹会・小林良法会長とともに午前8時半頃に到着。さらに、神戸市内の渡辺芳則五代目の墓所には秋良東力若頭補佐(秋良連合会会長)、六代目早野会・鈴川驗二会長、五代目𠮷川組・𠮷村俊一会長が訪問。その後、中田若頭補佐も訪れ、墓前で供養をしたという。
分裂抗争の終結から間もなく1年、現在の六代目山口組を先人たちはどう見ているだろうか。

