カウンセラーとして囚人たちの悩みに向き合う対話型アドベンチャー! 『囚人カウンセリング』
『囚人カウンセリング』は、刑務所が舞台のアドベンチャーゲーム。舞台となるのは刑務所。プレイヤーは精神科医として、罪を犯した囚人たちのカウンセリングを行うこととなる。
症例書を参考に適切な相槌を選び、場合によってはアイテムを使うなどして囚人との間に信頼を構築。しかし、選択によっては囚人たちが心を閉ざすこともあるし、場合によっては恋愛関係になってしまうこともあるという。そして、こうしたメインストーリーの裏側には、「何か」がある模様。
ユニークな設定とミステリアスな雰囲気が魅力の一作だ。
レトロなグラフィックと電話による演出が魅力のノベル系アドベンチャーゲーム! 『蛙電話 Frog Telephone』
『蛙電話 Frog Telephone』は、岐阜県下呂市を舞台にした現代民俗アドベンチャーゲーム。主人公は、記憶の一部を失った旅行会社のオペレーター。周囲で「蛙」にまつわる奇妙な出来事が発生し、彼は故郷である岐阜県下呂市への帰郷を決める……。
本作は、タイトルの通り「蛙」と「電話」といった要素にフォーカス。基本的なゲームシステムは選択肢を選んでゲームを進める、アドベンチャーゲームとしてオーソドックスなスタイルなのだが、重要なシーンでは電話のボタンをプッシュするギミックが挿入される。本作のクリエイターは元映画監督だったとのことで、レトロかつクールなビジュアル演出も魅力だ。
その団地の警備ルールは必ず守ってください……! 『柘榴団地』
『柘榴団地』は、団地の日勤警備員となって様々なトラブルに対応するホラーアドベンチャーゲーム。もちろん、この団地は普通の団地ではなく、いわくつき。守らなければならないルールは「住人には必ず挨拶すること」、「来客には必ず来客リストに本名を記載してもらうこと」、「15時には必ずアパート内を巡回すること」と一見普通だが、4つめのルールとして「白装束の女には絶対に声をかけないこと」という不穏なものが存在している。
昨今のモキュメンタリー・ホラーファンであれば、もうこのシチュエーションの時点で興味を引かれることだろう。そして、設定だけではなく、「モノトーン+彩度の低い赤」で統一された手描きアートが不気味な空気感を増幅。この独特な気味悪さは、体験する価値アリといえるだろう。
自分の推しゲーを見つけること! それがインディーゲームの楽しさ
今回の「TIGS 2026」で筆者が紹介するゲームは以上だ。もちろん、ここで紹介した以外にも魅力的なゲームは沢山あった。実際に参加した人であれば、「えっ、あのゲームは遊ばなかったの?」と思ったかもしれない。
そんな「どんなゲームを魅力的に感じるのかが、人によって異なる」こともまた、インディーゲームの魅力のひとつ。つまりインディーゲームとは、推しゲーが人によって大きく違うのだ。
メインストリームでリリースされるAAAタイトルは、逆だ。AAAタイトルは、数千万本という大規模なヒットを目指して作られる。ということは、必然的に「誰がプレイしても傑作となる神ゲー」を目指さざるを得ない。
「誰にとっても完成度の高い傑作」……これこそが、メインストリームのゲームの魅力だろう。しかしインディーゲームの魅力は、違う。
ある人にとっては神ゲーだが、ある人にとってはまったく興味が湧かない……そんなクセのある魅力こそ、インディーゲームの持ち味なのだ。つまり、読者であるあなたにとっての神ゲーは、あなたにしかわからない。……といっても、遊んでみないことには、神ゲーかどうか判断できない。じゃあ、どうすればいいのか?
答えはカンタン、「TIGS 2026」のようなインディーゲームイベントに参加すればいいのだ! この記事を見てインディーゲームに興味を持った人は、次回の「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT」に、ぜひ参加して欲しい。
(文:田中一広)
(執筆者: ガジェ通ゲーム班)
