骨盤は左に回転するが「股関節より下は内側へ」捻られる

切り返したあとは骨盤が左に回転していきますが、そこで注意してほしいのは、左股関節より下はすべて内側へ捻られているということです。決して骨盤の回転と一緒に左に回っているわけではないのです。つまり、左の股関節は内旋の状態となっていくのですが、この動きについては足裏の状態にもヒントが隠れています。
フォローの写真を見ると、足が開いている選手、足の内側が浮いている選手、足裏全体が接地している選手の3パターンがいます。それぞれどのような状態になっているかを考えてみましょう。まず、足が開いている選手は、骨盤の回転と同時に足が開いていってしまう。つまり、股関節の内旋や、足首から先を内に向ける動きが硬く、骨盤に対してツマ先を内側に向けるという可動域が足りていない状態となっています。
パターン①

左足が浮いたり、反時計回りに回るのは、股関節から下が内側に捻られる動きがスムーズにできていないことが原因
左股関節の内旋と連動して「左足のアーチが上がる」

残りのパターンについてみてみましょう。2つ目のパターンは、足の内側が浮いている選手ですが、このタイプは足を内側に向ける可動域は足りています。足を内側に向けると、足の中の「舟せんじょうこつ状骨」という骨が上がった状態になるのですが、それと同時に拇指球(親指の付け根のふくらみ)も上がっているため、足の内側が地面から離れた状態となっているのです。
舟状骨が上がった状態で、足の内側が浮かず、拇指球が地面に着いている。つまり、左足のアーチが高くなっている選手というのが最後のパターンとなります。骨盤の下で足を内側に向けながらも、スパイクの中でカカト、小指球(小指側の付け根)、拇指球の3点が接地して足裏の機能を引き出せている状態です。ゴルファーにとって足裏の機能というのも無視できない重要なものなのです。
パターン②

ダウンスイングで左脚の内側が浮くのが2つ目のパターン。股関節から下を内に捻ることはできているが、足首の可動域が狭いため、浮いてしまう
パターン③

カカト、小指球、拇指球の3点をつけたまま、アーチを高くして対応できるのが3つ目のパターン。足裏の機能を引き出すことができる
いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。
解説 = 小澤康祐
●おざわ・こうすけ/1987年生まれ、長野県出身。運動学、物理学などの視点でゴルフスイングを独自に研究。2015年よりYouTubeにて「ゴルフスイング物理学」のタイトルでレッスン動画を配信。チャンネル登録者は5万人、視聴回数はのべ1000万再生を超える。アマチュアへの指導のほか、ティーチングプロの講習、ツアープロの動作改善指導なども行っている。
写真=高橋淳司

