
本作は少年少女の揺れる想いと秘密が複雑に絡み合うストーリーがTikTokを中心に話題を呼んだ阿部暁子の同名小説を映像化した青春ストーリー。ある秘密を抱える男子高校生の月ヶ瀬和希と、浜辺で倒れていた謎の少女、七緒の出会いから始まり、「神隠しの入り江」「ある秘密」「マレビト」「1974年」といったモチーフが繋がっていく感動の物語を優しくも美しい映像で紡ぎだす。繊細な心情描写を得意とする「HIGH CARD」シリーズの和田純一が監督を務め、国民的アニメを数多く手掛けてきた老舗アニメスタジオのトムス・エンタテインメントがアニメーション制作を担当する。
このたび本作のメインキャストの情報が解禁。主人公の和希役には『リメンバー・ミー』(17)日本版吹替で主人公ミゲル役を務め注目を集めた石橋陽彩が決定。謎の少女、七緒役には『超かぐや姫!』(公開中)に出演している永瀬アンナ。和希の同級生、尾崎幹也役には「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX」などで知られる土屋神葉。さらに物語の鍵を握る高津役には、日本のアニメーション作品での声優は初挑戦となる玉木宏が決定している。そして音楽は、伝説的バンド「SUPERCAR」で活躍し、今作で長編アニメーション映画の劇伴に初挑戦となる中村弘二が担当する。
あわせて4人の声が初解禁となる特報映像も公開。特報では、美しい海と自然に囲まれた離島、采岐島を舞台にひと夏の出会いが描かれていく。15歳の夏にある秘密を抱え島へやってきた高校生の和希は、神秘的な“神隠しの入り江”で、記憶を失った少女の七緒と出会う。島の有力者である高津から、“神隠し=人が消えること”と“マレビト=人が現れること”という言い伝えがあることが伝えられるなか、七緒の「ここは私の知っている采岐島じゃないの」という言葉が穏やかな島に小さな違和感をもたらしていく。さらに「彼女のために、なにかをしてあげたい。でもなにができるのかわからない」と揺れる和希の想いも映しだされ、2人の関係性が紡がれていく。透明感あふれる映像と共に、本作ならではのせつなくもあたたかい世界観が感じられる特報となっている。
さらに「その夏、僕は、神隠しの入り江で、謎の少女と出会った」というコピーが添えられ、波打ち際に儚げに横たわる七緒を写しだした、美しいティザービジュアルも完成した。
メインキャストの声や音楽も収められた特報映像を見て、本作の世界観を先取りしよう!
■<コメント>
●石橋陽彩(月ヶ瀬和希役)
「月ヶ瀬和希役の石橋陽彩です。原作を読んだときに感じた壮大な世界観とストーリーのおもしろさに度肝を抜かれ、絶対にこの作品に関わりたいと思っていたので、出演が決まったと聞いたときは胸が熱くなるほどうれしかったです。和希は過去の経験から心を閉ざし、自然と周りに合わせて生きている繊細な男の子です。そんな彼が七緒と出会い、共に時を過ごすなかで少しずつ自分の気持ちと向き合い、変わっていきます。彼の葛藤や揺れる想いを、丁寧に大切に演じさせていただきました。時空を越えて紡がれていく想いと、人と出会うことの意味を改めて感じられる作品になっていると思います。ストーリーや映像美も含め、ぜひ劇場でこの世界を体感していただけたらうれしいです」
●永瀬アンナ(秋鹿七緒役)
「この作品と出会ったのは中学生の頃、友人に薦めてもらったことがきっかけでした。初めて読んだときはページをめくる手が止まらず、一晩で読み切ってしまったのをいまでもよく覚えています。読み終えたあともしばらく余韻が消えなくて、登場人物たちのことを何度も思い返していました。今回、オーディションを受ける際に本作のアニメ映画化を知り、『ぜひ参加したい!』と思い全力で挑ませていただきました。秋鹿七緒役に決まったと聞いたときは本当にうれしかったです。触れられそうで触れられない、触れてしまったら壊れてしまいそうな。そんな繊細な距離感のなかで描かれる若者たちのきらめきやせつなさ、まっすぐな想いに、何度も心を揺さぶられました。七緒を演じていて、私自身も改めて、この物語のあたたかさと優しさを感じることができた気がします。ぜひ劇場で『どこきみ』を見届けてください」
●土屋神葉(尾崎幹也役)
「本作のオーディション原稿を読ませていただいたとき、非常に繊細で、心の奥深くに触れるようなキャラクタードラマを描いている作品だと感じました。その世界観に強く惹かれていた分、出演が決まったとご連絡をいただいた瞬間は、本当にうれしかったです。アニメーションならではの表現力が加わることで、この物語はより豊かに、そして忘れられない作品になるのではないかと、完成をいまからとても楽しみにしています。この作品が、皆さまの心にそっと残り続ける一本になれば幸いです。ぜひスクリーンでご覧ください」
●玉木宏(高津役)
「日本のアニメーション作品に関わることができたらいいな、という思いはあったので、今回オファーをいただけたことはすごくうれしく思いました。僕が演じる高津は、一見冷たく見えるのですが、実は芯にあたたかいものを持った人だと思うので、それをどう声で表現したらいいか意識しながら演じました。また、モデルである島根県の隠岐という場所が僕自身の祖父祖母が住んでいた場所で、幼い頃から毎年行っている場所です。日本の原風景やたくさんの自然が詰まったすばらしい場所、そしてちょっと神秘的なものを感じる場所でもあるので、そこがモデルになるというのはすごくうれしい気持ちです。心が洗われるような綺麗な作品です。隠岐をモデルにした素晴らしい景色も含めて、ぜひ大きなスクリーンでご覧ください」
●中村弘二(劇伴)
「映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』の劇伴を担当させていただきました。長編アニメーション映画の音楽を制作するのは初でしたので、とてもうれしいです。劇中には青い海や静かな木々、嵐やそよ風のような自然を感じる描写が多々ありました。私はそういった背景や風景と、この物語のエモーショナルな部分が調和できるような音楽を目指しました。劇場で感じていただけたら幸いです」
文/サンクレイオ翼
