F1シンガポールGPで好調な走り見せているアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)。予選では8番グリッドを確保してみせたが、本人はもっと上のポジションを狙えたと感じている。
フリー走行ではFP1とFP3で7番手、FP2では2番手に食い込むなど絶好調であったハジャー。迎えた予選でも順当にQ3に駒を進めると、ポールシッターのジョージ・ラッセル(メルセデス)と0.688秒差の8番手タイムを記録した。メルセデス、レッドブル、マクラーレン、フェラーリといったトップチームを除いた中団勢では最上位だ。
ただハジャーは無線で自身のアタックラップについて「めちゃくちゃだった」と表現していた。8番手は悪くないリザルトに感じられるが、ミスがあったのだという。
「もっとタイムを上げられたと言うのは簡単だけど、今回は残念ながら本当にそうだったんだ」
「あの最後のラップは滑り出しは最高だったんだ。でもロスをしてしまった。今週末はミスが一度もなかったのに、やり過ぎてしまったんだ」
「最高のラップになったはずだったから、残念だ。それができていればもっと上に行けたと思う。ラップタイムを見たら、3番手とコンマ3秒の差しかなかったんだ」
3番手のタイムを記録していたのは、マクラーレンのオスカー・ピアストリ。マクラーレン勢は今回、ランド・ノリスも5番手に終わるなどポール争いに絡むことができなかったが、ハジャーはミスがなければコンマ3秒を稼げていたと考えている。つまりマクラーレン勢の前でスタートすることすらできた可能性があるというのだ。
ちなみに、ミスがあったというのはターン8。右の直角カーブだ。ハジャーは少し抑えめに走ることで確実にタイムを稼ぐアプローチもあるのではと尋ねられると「でも、それは僕の考え方とは違うんだ。最高のラップを刻むには、リスクを負って未知の領域に踏み込まないといけない」と答えた。
「今日の予選には満足していない。このコースはとにかく難しいけど、どのラップにもミスがあって、良いラップを1本もまとめられなかった。だから正直不満だ」
ただハジャーは、それほどまでにマシンに手応えを持っていながらも、決勝レースでポジションを上げていくことは難しいと考えている。
「ここはシンガポールだからね。8番手スタートで、ダーティサイド(レコードラインではない汚れた側からのスタート)だ。それにロングランも一切できてないから、レースペースも未知数だ」
「オープニングラップの1コーナーを除けば、大きな混乱もないだろう。おそらく今回のレースは……自分の望むところではないけど、スムーズなレースになると思う」

