
【問題】
買う気もないのにお店の商品をあれこれ見て回る、あの行為を表す言葉です。誰もが知っている日常的な言葉なのに、この漢字表記を読める人はかなり少ないかもしれません。
★ ヒント
デパートやショッピングモールで、特に欲しいものがないのにウィンドウショッピングを楽しむことってありますよね。買わずにからかい半分で見て回る行為を指す言葉です。「○○○す」で4文字の読みになります。
【解説】

「素見す」は「ひやかす」と読みます。もともと江戸時代の吉原遊郭で、遊女を買う気もなく格子越しにただ眺めて歩く客のことを「素見(ひやかし)」と呼んだことに由来します。紙漉き職人が紙を冷やす(ひやかす)待ち時間に吉原を見物して回ったことが語源という説が有名です。「素」はありのまま・何もしないという意味を持ち、「見」はそのまま見ること。つまり何もせずただ見るだけという意味が漢字にそのまま込められています。現代では「買う気がないのに商品を見る」「からかう」という意味で広く使われています。日常会話では「冷やかす」と書くことが多いですが、本来の表記はこちらです。
普段何気なく使っている言葉にも、江戸時代からの深い歴史が隠れていました。次回も意外な読みを持つ漢字をご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください!



