
【問題】
「外連味がない」などの表現で見聞きしたことがあるかもしれません。この二文字、あなたはすらっと読めますか?
★ ヒント
「○○○味のない演技」のように、はったりや誇張がないことを褒める場面で使われます。もともとは歌舞伎の世界から生まれた言葉です。
【解説】

「外連」は「けれん」と読みます。歌舞伎用語が由来で、宙乗りや早替わりなど、観客の目を引くための奇抜な演出技法を指していました。「外連味(けれんみ)」という形で現代でも広く使われ、「はったり」や「ごまかし」といったニュアンスを持ちます。「外連味がない」と言えば、飾り気がなく実直であるという褒め言葉になります。「外」を「け」、「連」を「れん」と読むのは完全な当て字であり、通常の音読み・訓読みからは想像しにくい読み方です。語源については諸説あり、「外道の連」が略されたという説もあります。知っていると会話の幅が広がる、大人の語彙のひとつです。
日本語には歌舞伎由来の表現が数多く残っています。次回も意外な読み方の漢字をお届けしますので、お楽しみに!



