
【問題】
水族館の人気者であるあの動物、漢字で書くとまったく違う生き物に見えてしまいます。字面だけ見ると海にいる別の動物を想像してしまうかもしれません。
★ ヒント
水族館のショーでおなじみの、賢くてジャンプが得意な海の哺乳類です。漢字の「豚」に惑わされないでください。体が丸くてふっくらした姿が関係しています。
【解説】

「海豚」は「いるか」と読みます。なぜ「豚」の字が使われるかというと、イルカの丸みを帯びた体型が豚に似ていることや、中国でイルカの肉が豚肉に似た味だとされたことに由来するといわれています。中国語でもイルカは「海豚」や「海豬(海の豚)」と呼ばれており、日本もその表記を取り入れました。「いるか」という和名の語源には諸説あり、「入り江にいる魚(いるうお→いるか)」が変化したという説が有力です。古くは魚の仲間だと考えられていたため、「魚」偏の漢字が当てられることもありました。イルカは実際には哺乳類で高い知能を持ち、複雑なコミュニケーション能力があることが現代の研究で明らかになっています。漢字の成り立ちを知ると、昔の人々が動物をどう観察していたかが垣間見えて面白いですね。
動物の漢字には昔の人々の観察眼やユーモアが詰まっています。次回もユニークな難読漢字をお届けしますので、どうぞお楽しみに!



