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なぜ「ブランドもの」は高くても人気があるのか…ただの「目印」から、特別な価値があるという「信頼」へと変化したブランドビジネスの背景

なぜ「ブランドもの」は高くても人気があるのか…ただの「目印」から、特別な価値があるという「信頼」へと変化したブランドビジネスの背景

ブランドにはメッセージが込められている

意識して見てみれば、私たちの身の回りにはブランドのロゴやマークがたくさんあることに気づけるはずです。机の上も、カバンの中も、家も、駅や電車も、街中も、ブランドだらけです。

「ブランドもの」という言葉があることから、ブランドと聞くと高級品のことだけのように誤解しやすいですが、ブランドはもっと幅広くあるものです。高級なブランドもあれば、コスパに優れていてお得なブランドも、日常や生活を助けてくれる便利なブランドもありますよね。

アメリカの「ナイキ」は、世界で1番有名なスポーツブランドであり、スポーツだけでなくファッションブランドとしても、私たちの日常を支えてくれています。

ナイキがどんなブランドなのか、は「Just Do It.」という有名なメッセージに表されています。これは1988年のテレビCMから、いまでもずっとブランドを象徴するメッセージとして、広告やお店、商品のパッケージなどで使われています。

挑戦する人を後押しするメッセージ

「Just Do It.」には、「やってみよう」「完璧じゃなくていいから、とにかく行動してみよう」「小さな勇気を持ち、一歩を踏み出してみよう」など、挑戦しようとする人の背中を押す意味がこめられています。人の挑戦を応援して支えていくブランドが、ナイキになるわけです。

だから、スポーツの場面はもちろん、勉強や仕事など、私たちの日常生活のさまざまな場面でもサポートしてくれるブランドになっているのです。

ナイキという大きなブランドの中には、いろいろな小さなブランドがあります。「バスケットボールの神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダン選手の名を冠したブランド「エア・ジョーダン」は、ナイキを代表するブランドですね。

また、アメリカの大統領が乗る飛行機の呼び名に由来している「エア・フォース1」は、ナイキの歴史上1番売れているスニーカーのブランドです。こうしたさまざまな小さなブランドから、具体的な商品がつくられています。

文/永井竜之介

マーケティング用語と解説

【パーパス】
会社や商品・サービスが「何のためにあるか」や「何を目指しているか」など、ビジネスの存在意義・目標・志を意味します。このパーパスをもとに、ブランドはつくられます。

【ブランド機能】
ブランドには、商品・サービスをつくったのは誰かを明らかにし、優れたものであると保証し、魅力を発信する、といった機能があります。

【親ブランド/子ブランド】
会社全体や複数のカテゴリーにまたがるような大きなブランドを「親ブランド」と呼び、その一部として、限定された商品・サービスを展開する小さなブランドを「子ブランド」と呼びます。子ブランドは、親ブランドの知名度や信頼を活かしながら、ターゲットに合わせた商品・サービスをつくって届けます。

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