
【問題】
ここ数年で一躍有名になったこの漢字。しかし本来の読み方を正しく答えられる人は意外と少ないのです。
★ ヒント
波が岩に当たったとき、滝のそばに立ったとき、細かい水の粒が飛び散る様子を表す言葉です。「ひまつ」とも読みますが、もうひとつの訓読みがあります。
【解説】

「飛沫」は「しぶき」と読みます。水が細かく飛び散る様子を表す美しい日本語です。「飛」は飛ぶ、「沫」は泡や細かい水滴を意味し、二つの漢字で水しぶきが空中に舞う情景をそのまま表現しています。音読みでは「ひまつ」と読み、感染症対策の文脈で「飛沫感染」という言葉が広く知られるようになりました。しかし訓読みの「しぶき」は、もともと日本語にあった「しぶき」という言葉に漢字を当てたもので、文学作品や詩歌でも好んで使われる表現です。「沫」という漢字単体は日常ではあまり見かけませんが、「泡沫(うたかた)」という言葉にも使われており、はかなく消えるものの象徴としても知られています。読み方を知ると、海辺や滝の情景がより鮮明に浮かんでくるようですね。
漢字の読み方ひとつで、言葉の奥行きがぐっと広がります。次回もあなたの語彙力に挑む問題を用意してお待ちしています!



