〝なっち先生〟こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載!
“スクワット”で上達を目指そう!

「猫背にならないようにクラブを肩に担き、①股関節、ヒザ、足首を同時に曲げて太モモが床と並行になるところまでしゃがむ ②足裏全体で床を真下に押すようにして立ち上がる。10回2セットが目安です」(大谷)
2025年の野球界はとても盛り上がり、メジャーリーグは大谷翔平選手や山本由伸選手の活躍から目が離せませんでした。そんな運動神経抜群の野球選手でも、止まっているボールを打つゴルフは思うようにいかず、ダフリやチョロも珍しくないようです。じつは私も学生時代は野球経験者で、ゴルフをはじめたころはなかなかボールにうまく当てられず苦労しました。
野球のバッターはピッチャーが投げたインコースやアウトコース、高い、低いといったさまざまなボールに対応する必要があります。
一方、止まっているボールを打つゴルフでは「スイングの再現性」が非常に重要になり、その再現性を高めるためには、前傾姿勢を保つ「前傾軸」と、体の中心を通る「センター軸」の2つをキープすることがポイント。この2つの軸を維持したまま体を軸回転することができれば、クラブヘッドはつねに同じ位置を通るので、スイングの最下点が安定し、安定したショットが打てるようになります。
この2つの軸は頭でわかっていても、非常にズレやすいのが難しいところ。知識でカバーできないのが体力であり、前傾軸が崩れて体が起き上がるのは足腰の弱さから。また、センター軸を保つためにも安定した下半身の土台は欠かせません。つまり、ゴルフの再現性を高めるためには「足腰の強さ」が不可欠なのです!
そこで効果的なのがトレーニングの王道“スクワット”です。下半身をしっかり鍛えることで軸が安定し、スイングの再現性が向上します。部屋のなかでスクワットをしておけば、それはゴルフの上達にもつながります!
スクワットを行なうことにハードルの高さを感じてしまう人は、少しでも歩く機会を増やしてください。その努力の先には、必ずナイスショットが待っている。この冬は、私を信じて一念発起。「足腰を鍛える」を目指してみましょう!
いかがでしたか? ぜひ、参考にして練習してみてください。

大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。

