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【テニスギア講座】ラケットを長持ちさせる“お手入れ方法”を紹介。バンパー、グリップ、ガット…確認項目はここ!<SMASH>

【テニスギア講座】ラケットを長持ちさせる“お手入れ方法”を紹介。バンパー、グリップ、ガット…確認項目はここ!<SMASH>

今回のテーマは「テニスラケットのお手入れ」です。滅多なことじゃ壊れないイメージがあるカーボン製ラケットですが、手入れの仕方次第では、もっと安心して、長く使えるんですよ!

 テニスコートから帰ってきたら、まず自分のラケットをバッグから取り出し、どんな状態になっているか、じっと確認してみてください。手入れなんて要らないと思わせるくらい、現代のラケットは堅牢にできていますが、とても微細な部分から、大きな傷みへと進んでしまうことがあります。

 円安の影響で、ラケットの価格がかなり高額になっています。せっかくお小遣いをはたいて買ったラケットですから、「ちょっとした気遣いによって、そのラケットの基本性能をしっかり保ち、長持ちさせることができる」ことを知ってください。

 まず、フレームに「汚れ」はないか、よく確認します。頑固な汚れはアルコールを沁み込ませた布などで、きれいに拭き取りましょう。いつも奇麗なラケットは、あなたの人柄を表してくれます。

 次に、バンパーやグロメットに詰まった砂や土などがないかを細かく見て、もし見つけたら、先が細い千枚通しのようなもので、かき出してください。砂などがストリング(ガット)を傷付けると、そこから切れることが少なくありません。
  プレー後にラケットやストリングが濡れている時は、タオルで水を拭き取り、自宅に戻ったら、できるだけ乾燥させてからバッグにしまいましょう。

 それから、クルマのトランクにラケットを入れたままにするのは絶対にヤメてください。真夏のトランク内はかなりの高温になるので、特にストリングの性能に悪影響を与えます。ラケットバッグは、必ず室内で保管しましょう。

 いまやグリップテープを巻くのが当たり前のようになっていますが、それには2つの目的があります。まず「グリップの滑りを防いで、握る力をフルにラケットに伝えるため」と、「汚れたテープを交換して、グリップを清潔に保つため」です。それなのに、どちらも全く機能させられない状態にしたままの人が多すぎます。

 テープの表層はウレタンで覆われており、それがグリップ力を高めるのですが、ウレタンが剥がれてすり切れたテープでは、グリップテープとしての機能を果たさないどころか、非常に汚いですね。

 また、交換することによって清潔さを保つはずが、そのままだと汗を吸ってバクテリアが増殖。どんどん不潔な状態になり、バクテリアが悪臭を発し、不潔さを保つことになります。
 「ストリング張り替えの時に、お店の人にやってもらう」という人がとても多いのですが、もっとまめに自分でグリップテープを巻き替えましょう。「だって自分じゃできないからぁ~」って......ものすごく汚いテープの巻き替えを“無料で”人にやらせるなんて、恥ずかしいですよね。テープのパッケージの裏には、必ず巻き方の説明図がありますから、自分でやってみてください。汚れたグリップテープは、その人の清潔さに対する意識を象徴しますよ。

 グリップテープに隠されてしまっていますが、オリジナルのシンセティックグリップ(元グリ)も、汗を吸ってどんどん劣化して、つぶされ、クッション性が失われ、ついにはグリップが細くなってしまいます。せめて「1年に1回」は、巻き替えをショップに依頼しましょう。自分でもできますが、こちらはショップに依頼するのが無難です。

 グリップは、唯一、人間とラケットが接触する重要な部分です。「手袋をはめてるから平気よ!」なんて、自分は汚いグリップでも平気かもしれませんが......見られてますよ!
  この機会にストリングの状態も確認してください。まずストリングの各所に「ほつれ・ノッチング(ストリング同士の食い込み)」などがないかをチェックします。

 ナイロンマルチフィラメントでは、内部の極細繊維が切れ、表面にほつれが見え始めたら、いつ切れるかわからないという危険信号。ポリ系ストリングでも、ノッチングのある場所から切れることが多いです。目を近づけて、じっくり観察してください。

 それが終わったら、今度は手を伸ばしてラケットを目から離し、縦横のストリングが真っすぐになっているかどうかをチェックです。ストリングが真っすぐでない状態は、「伸びたままになっている」ことを意味し、ストリングの命である「伸縮性」が、じんわりと奪われていきます。性能的寿命を長持ちさせるため、縦横ストリングがそれぞれ「直線」になるように直しましょう。

 ちなみに市販されているコンディショナーも効果があります。スナップバックが起こりやすくて、スピンがかかりやすいだけではなく、ストリングが真っすぐな状態に戻りやすいため、ストリングの性能寿命を延ばすのにも一役買ってくれています。

文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2024年10月号より抜粋・再編集

【画像】ガットが食い込み、フェイスがたわむ! プロのスーパーインパクト集/Vol.2

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配信元: THE DIGEST

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