讃岐うどんチェーンの「丸亀製麺」が4月7日から売り出したのは「丸亀うどんメシ」。細かくカットしたうどんとご飯、具材を香ばしく焼き上げて作る、今までにない新カテゴリー商品ということらしい。そういえばかつて「そばめし」なるものがもてはやされ、ちょっとしたブームになったが、その「うどん版」なのか…。
丸亀製麺はうどんで作ったドーナツ「丸亀うどーなつ」や、テイクアウトで屋外でも楽しめる「丸亀シェイクうどん」など、うどんの可能性を広げる新商品を考案し、ヒットさせてきた。果たして今回はどうか。
「丸亀うどんメシ」シリーズは、ソースがベースの「丸亀うどんメシやみつきソース味」「丸亀うどんメシふわ玉ソース味」と、ねぎ塩ダレがベースの「丸亀うどんメシやみつきねぎ塩味」「丸亀うどんメシ海鮮ねぎ塩味」の全4種類。ここはソース味と塩味それぞれからベーシックな「丸亀うどんメシやみつきソース味」「丸亀うどんメシやみつきねぎ塩味」(各790円)の2商品を注文し、食べ比べといきたい。
まずは「丸亀うどんメシやみつきソース味」から。白だしを加えた特性ソースにスパイスを効かせ、豚肉、キャベツ、玉ねぎと焼き上げたうどんメシにマヨネーズ、青のり、鰹節、紅生姜がトッピングされている。
うどんはおよそ1センチから3センチほどに、不規則にカット。おこげの部分もあるパラパラなご飯との食感の違いがあるが、あの「そばめし」とは麺の太さが全く異なるので、個人的には食感の違いが楽しいというよりは、違和感が先立ってしまった。
ソースはコクや甘みのあるお好みソースっぽい感じで、そこにマヨネーズや鰹節、青のりを加えて食べれば、まんまお好み焼き。たぶんみなさんが想像した通りの味で、それ以上のものはなく、正直言って新しい驚きは全くなかった。
さらに残念だったのは、量の少なさだ。これ一杯でお腹を満たすのは非常に難しく、丸亀製麺で790円は決して安い部類ではないのに、これではコストパフォーマンス的に×だろう。
これなら「ねぎ塩焼きうどん」で販売してくれが方がいい
もう一方の「丸亀うどんメシやみつきねぎ塩味」はというと、基本の具材は同じ。ねぎ塩ダレ、ガーリックなど20種類以上のスパイスと調味料を合わせた特製ソースで焼き上げている。
サッパリ系なのかと思いきや、ガツンと塩味が効いていて、ニンニクのパンチやスパイシーな味わいが相まって、個人的にはこちらの方が好みだった。ただ、うどんメシ自体がイマイチゆえ「ねぎ塩焼きうどん」で販売してくれた方がよかったが…。
ちなみに「丸亀うどんメシ」は全て店内で調理されるため、店員の負担を心配する声が販売前から少なくなかった。筆者は販売初日に店に行ったのだが、新作を求めて長蛇の列ができており、提供が間に合わないということで、一時販売休止になって食べられなかった。
で、その3日後に再訪するとすでに行列は落ち着き、提供も問題なさそうだった。というか、筆者以外にうどんメシを注文している人はいなかったので、店員の負担は問題なさそうだし、今後はさらにその心配は必要なくなるのではないだろうか。
(小林洋三)

