4月11日に開催されたプロボクシング興行「Prime Video Boxing15」のメインイベントで、WBC世界バンタム級2位の那須川天心(帝拳)は世界2階級制覇者で同級1位のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との同級王座挑戦者決定戦に臨み、9回終了後TKO勝利を飾った。
昨年11月に同級王座決定戦で井上拓真(大橋)に判定負けし、プロ初黒星を喫した那須川が、難敵を相手に出色の出来を魅せた。4回終了時点での公開採点で38対38が2者、39対37が1者で、わずかにリードを奪う。
5回以降は、強烈な左ボディを中心にエストラーダを圧倒。8回終了時点での公開採点では79対73、78対74、77対75の3対0となり、10ラウンドに入る前に相手陣営が棄権を表明し、試合が終了した。
那須川の見事な再起戦について、WBAスーパーフェザー級王座を11度防衛した内山高志氏が、自身のYouTubeチャンネルで振り返った。
現役時代“ノックアウト(KO)・ダイナマイト”の愛称で親しまれた内山氏は那須川の戦いぶりについて、「本当に上手い戦い方。エストラーダが打ってきたらササッと動いて。下がった瞬間にバンバンバンっていって。中間距離で戦っていると強いですね」と、柔軟な適応力を称える。
さらに接近戦についても言及。「天心選手が引かないところも、良くなりましたね。あれでエストラーダは、心が少し折れてきた部分があります」と話し、ボクサーとしての進化に賛辞を続けた。
そしてパンチの多彩さや巧みなフェイント、動きの無駄のなさ、スタミナ面を軒並み高く評価。元世界王者の目から見ても、「完璧な戦い方で勝った」と結論づけた。
那須川が今回得た挑戦権で対戦する相手は、5月2日に東京ドームで行なわれる同級タイトルマッチの勝者。つまり、王者・井上拓真と世界4階級制覇王者の井岡一翔(志成)のどちらかとなる。内山氏は「どちらになっても面白いですね」と期待を寄せた。
構成●THE DIGEST編集部
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