
ポリバレントかスペシャリストか──冨安が示した“交代5人枠の有効運用”【日本代表】
北中米ワールドカップを戦う日本代表のメンバー26人を選考するうえで、ポリバレントとスペシャリストの割合はどうなるか。交代枠3人の時代は「ポリバレント」が重視されていたが、交代枠が5人に増えてだいぶ戦略も変わった。
そうした移り変わりを踏まえ、日本代表の森保一監督に尋ねてみた。次のワールドカップに向け、ユーティリティプレーヤーとスペシャリストの配分をどう考えていますか、3人交代時と比べて捉え方は変わっていますか、と。
指揮官の答は「変わったかどうかは分からないです」。本音か、ただ単に誤魔化しているのか。いずれにしても、大事なメンバー発表前に手の内を明かすわけがない。その点で核心を突けていなかったのではないかと自問自答していると、それでも森保監督は真摯に次のように答えてくれた。
「5人交代枠で、よりインテンシティの高いサッカーができると考えています。おっしゃる通り、全体的にバランスを見ながら変える必要があって、さらにピンポイントで。分かりやすいのが、前回のワールドカップ、スペイン戦ですかね」
森保監督はそう言って具体例を挙げた。
「左サイドにニコ・ウィリアムズがいてギアを上げてくる時に、冨安(健洋)を右ウイングバックに投入して相手の良さを消しました。そういうピンポイントな攻撃にしても守備にしても、ピンポイントでいろいろと対策は打てるかなと思います」
結局は配分など関係ない。ポリバレントとスペシャリストを上手く融合させ、有効活用していくか。5人交代では設計ではなく“運用”が勝負の鍵になる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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