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『タロウ』で出てきた「ウルトラの国」そのものを読者プレゼント? 50年前何があったのか

『タロウ』で出てきた「ウルトラの国」そのものを読者プレゼント? 50年前何があったのか


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【画像】え、「すげえデザイン」「球体が多い」 コチラが『ウルトラマンタロウ』で出てきた「ウルトラの国」の風景です

今はどこにあるのか、タロウが通ったウルトラ小学校

 ウルトラ戦士たちが暮らす「ウルトラの国」(あるいは「光の国」)は、時代、媒体、作品によって表記のブレこそありますが、「ウルトラ」シリーズのファンであるならば、一度は耳にしたことがあるでしょう。

 児童向けの図鑑や、劇中でもたびたび紹介されてきたこのウルトラの国は、まさしく神聖で不可侵な領域であり、どこか神話世界をも彷彿とさせる場所です。

 そんなウルトラの国に関する、にわかには信じがたい噂があります。なんでも劇中に登場したウルトラの国を、児童雑誌の企画で読者にプレゼントしていた、というではありませんか。筆者を含む後追い世代からすれば、「ウルトラの国をプレゼント」という日本語に、なかなか理解が追いつきません。ただ、この噂は事実でした。

 ウルトラの国が本格的に描写されたのは、『ウルトラマンタロウ』(1973年~74年)の第24話「これがウルトラの国だ!」、そして第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」のことです。これまで神秘のベールに包まれていた、ウルトラの国の全容が具体的に描かれました。

 本編を観ると、全体的に球体の構造物が多い、SFともファンタジー世界とも取れる空間が広がっています。後年、とりわけ映画『ウルトラマン物語』(1984年)以降に描かれる「ウルトラの国(光の国)」とは、だいぶ雰囲気が異なっている点は留意が必要です。

 さて、『ウルトラマンタロウ』におけるウルトラの国の詳細は、なかなか衝撃的でした。そこには、「ウルトラマンタロウ」が子供の頃に通った「ウルトラ小学校」のほか、遊園地もプールもあるのです。かなり子供に寄り添った設定だったと言えるでしょう。

 実は、このウルトラの国自体が、小学館の児童向け雑誌と連携して生まれたものでした。『タロウ』第16話の予告では、ウルトラマンタロウが子供らに向けて「きみたち、ウルトラの国ってどんなところだと思うかい? 考えてすぐ送ろう」とアイディアを募集しています。本当に、「子供の想像力」がベースとなっていました。

 この流れを追うと、「ウルトラの国をプレゼント」という奇妙な企画も理解できます。実際に本編で使用された、「ウルトラの国のミニチュア」を雑誌の読者にプレゼントしたのです。

 企画の意図や流れは理解できましたが、さすがにイメージが追いつきません。そのウルトラの国はどの程度、小分けにされていたのでしょうか。当時の児童誌の応募ページを確認してみると、さすがに「地面の一部」などではなく、それこそ「ウルトラ小学校」などの建造物のミニチュアがプレゼント対象だったようです。

 なおこれは俗説の域を出ませんが、『ウルトラマンレオ』に登場するウルトラの国がえらく殺風景なのは、この時のミニチュア大放出が原因なんて話もあります。

 いま現在、プレゼントされたウルトラの国はどうなっているのでしょうか。きちんと保管されているのか気になります。皆さんのご自宅の押し入れの奥に、ウルトラ小学校などが、眠ってはいませんか。

配信元: マグミクス

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