現地時間4月11日に行なわれたラ・リーガ第31節で、レアル・ソシエダはアラベスと3-3で引き分けたが、このホームゲームで復帰を飾った久保建英がいきなりゴールをアシストしてその存在感を示している。
両チームが2ゴールずつを挙げる派手な前半を経て、54分にブライス・メンデスとの交代でピッチに還ってきた背番号14は、その6分後にゴンサロ・ゲデスの浮き球のパスをゴールライン際から頭でゴール前に折り返し、オリ・オスカルソンの勝ち越し弾をお膳立て。試合はホームチームがアディショナルタイムの失点でリードを守り切れず、久保は復帰戦を勝利で飾れなかったものの、1月18日(20節バルセロナ戦)以来の実戦でしばしば効果的な働きを見せたことで、マン・オブ・ザ・マッチにも選定された。
36分間のプレーでボールタッチ22回、パス14回(成功11回)、チャンスメイク2回、アシスト1回、ドリブル1回(成功)、クロス1回、ボール奪取2回、デュエル4回(勝利2回)、被ファウル1回、ファウル1回というスタッツ(データ専門サイト『FOTMOB』より)を記録した彼は試合後、「ファンの愛情を感じたし、彼らにとても支えられていると感じました。それは素晴らしいことです」と、ピッチに戻った喜びを表わしている。
現地メディアは、復帰戦の久保に対して軒並みポジティブな評価を下しており、前述のコメントを伝えたマドリードのスポーツ紙『MARCA』は「久保はドノスティアのスタジアムの観客席から、これまでで最大級とも言える大きな拍手で迎えられ、すぐに積極的なプレーを披露。その動きは非常に目立っていた」と評した。
一方、『as』紙は久保を「救世主」と表現し、個別評価の記事では「ピッチに入る際、観客から大きな拍手を受けた。1月中旬以降は出場していなかったが、すぐにアシストを記録。オスカルソンの得点によるラ・レアルの勝ち越しに繋げた。出場時間を重ねることが重要だ」と綴っている。
続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督による「彼はよくやった。試合に上手く入った。出場から最初の10分間はチームの様子が良くなった。リズムを取り戻すには、時間が必要だ。非常にポジティブだった」との久保評を紹介し、個別評価では「アクティブ」とそのプレーを総括し、以下のように働きぶりを振り返った。
「後半の立ち上がり、眠ったような状態だったチームの目を覚ますきっかけを作ったのが彼だった。全てを活性化させた。それほどまでに、この日本人選手は勝ち越しの場面で決定的な役割を果たし、アシストを記録。スプリントを一度も惜しまなかった。彼は復活を果たした」
ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』も、「彼の復帰は大きな朗報だ。3-2とリードを奪った場面では、オスカルソンにクレバーなアシストを提供した」と称賛したが、同時に「(そのプレーからは)長い間、戦線を離脱していたことが感じられ、失点に繋がるボールロストもあった」と指摘している。
最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、10点満点の採点でチーム2番目タイの「7」という高い数字を与え、寸評では「この日本人選手は数か月ぶりにピッチへ復帰し、浮き球に反応してヘディングでオスカルソンへアシストするなど、重要な役割を果たした」と賛辞を贈った。
構成●THE DIGEST編集部
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