
川崎・脇坂泰斗がかつての師“オニさん”から掛けられた言葉。鬼木達監督率いる鹿島に2連敗で悔しさも...
[J1百年構想リーグEAST第10節]川崎 0-2 鹿島/4月12日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
川崎にとって逆転優勝を本気で目指すには勝たなくてはいけない一戦だった。それだけにホームで首位の鹿島に0-2で敗れた瞬間、川崎のキャプテン・脇坂泰斗はその場に座り込んだ。
前半はトップ下の脇坂、ボランチの山本悠樹、橘田健人がボールを自在に前へ運び、中央と外のバランスも良く、優位に試合を進めた。しかし、チャンスを作れども決め切れず、逆に後半はミス絡みで2ゴールを奪われ、反撃も実らなかった。
「結果はしっかり受け止めて、先月のアウェーのゲームもそうですが(●0-1で敗戦)、しっかりと負けている。そこは自分たちの現時点の力だと受け止めないといけない。ただ今日の前半のようなゲームで押して且つリードして進められるチームの方向性を大事にしたい。先行してゲームを進められると、また見えてくるものが絶対に違うし、そこにもしっかり目を向けてというか、その方向性を突き詰めることが重要だと思います」
悔しそうに、それでも前を向く脇坂の姿がそこにはあった。
鹿島を率いるのはかつての師である鬼木達監督だ。試合後のミックスゾーンでは、ピッチ内外で多くの指導を受け、約1年前には涙の別れをしていたその指揮官と話し込む姿があった。無粋だが、どんな言葉を掛けられたのか。話せる範囲でと、聞けば、こう返してくれた。
「話せる範囲って言えば難しいですが、2連敗は本当に悔しいです。オニさんからは『上手いな』と掛けてもらいましたが、その言葉の背景には余裕も感じました。だからこそ、次は結果でもしっかり勝って、『勝てない』と言われるようにならないといけないですし、自分がゲームを決められる選手になれていないので、そこまでいけるように頑張りたいです」
残り8試合で鹿島との勝点差は12に開き、川崎は横浜とともにEASTグループでワーストの失点数となった(10試合で18失点)。逆転優勝はかなり厳しい状況である。
それでも脇坂は「勝点的な話をすると、苦しい点差になってしまいましたし、でも諦めることなく“3”を積み続けることが最優先かなと思います」と今後へ目を向けた。
オニさんからの言葉も胸に、脇坂は川崎のリーダーとして、挑戦を続けていく。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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