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「日本人には柔軟性とかがありますよね」蘭メディアは今季23点目を絶賛…それでも日本代表エースは試合後に首を振った。「いくら戦術云々言っても勝てない」【現地発】

「日本人には柔軟性とかがありますよね」蘭メディアは今季23点目を絶賛…それでも日本代表エースは試合後に首を振った。「いくら戦術云々言っても勝てない」【現地発】


 フェイエノールトのエースストライカー、上田綺世が4月12日のNEC戦で今季23ゴール目を記録した。

 18分、右CKを得たフェイエノールトは、ハジ・ムサがファーサイドにボールを入れると、ふたりの味方がブロックして作ってフリーになった上田が、高い打点のヘッドでゴールネットを揺らして先制ゴール。空中で静止しながら身体を捻ってゴール左隅に決めた、豪快なシュートだった。

「チームとしてデザインした形で、イメージ通りでした。今シーズンはセットプレーからゴールを取れてます。自分も成長しているし、(ハジ・ムサからの)ボールも良かったですね」

 これで上田はヘディングで今季9つ目のゴール。上田を週間ベストイレブンに選んだ全国紙「デ・テレフラーフ」ではフォッペ・デ・ハーン氏(オランダ指導者界のレジェンド)が「見事にコントロールされたシュート。今季9回目のヘディングによる得点。彼はこの分野のフェノメーン(怪物)だ。彼からボールを奪うのは難しく、最初の数メートルのスピードもある」とコメントするなど、「アヤセのヘッド」は試合後、各メディアで取り上げられた。

 しかし、何よりオランダで大議論になっているのが後半立ち上がり、DFからのロングボールを上田がNECゴール前でトラップした直後、腰を掴まれて転倒したシーンで、NECのCBフィリップ・サンドラーにレッドカードではなくイエローカードが出たこと。前日、似たようなエリアでのファウルでアヤックスの冨安健洋は、得点機会を阻止したとして一発退場になった。

 試合後、上田が「誰しもそう思っていると思います」と語った通り、ロビン・ファン・ペルシ監督をはじめ、解説者、メディアは「サンドラーにレッドカードが出るべきだった」とレフェリーの判定に疑問を呈した。
 
 チームとしては後半アディショナルタイム7分に失点してしまい、1-1の引き分けという残念な結果に。2位フェイエノールトは勝点1差に迫る3位NECを突き放すことができなかった。

「この引き分け方や負け方は何回も同じ。(ファン・ペルシ)監督も僕らに何度も言っていますが、賢く戦わないといけない。今日も試合前に『自分たちが勝つためにチームのために何が必要か』『相手が何を嫌がるのか。時間を使うのか、逆に早く始めるのか』という話をしましたが、1対0で勝っていて、ロスタイムが7分ある状況で賢く戦えない。

 僕は(88分に)交代していた身だから言うのは簡単ですが、僕がピッチにいたら時間を使うのか、自陣からのクリアをどこにけるのか、チームメイトにもっと言ったと思います。

 試合に勝つためには、そういう細かいことを当たり前にしなければいけません。これは監督も再三言ってきたこと。選手がそれを体現しないと、いくら戦術云々言っても、勝てる試合も勝てませんよね」
 さらに上田は実際のプレーを提示しながら続ける。

「僕は常々言ってますけれど、『自分がしたいプレー』と『自分がしなきゃいけないプレー』をちゃんと判断しなければなりません。

 僕も80分過ぎからは、なるべくサイドに流れるようにとか。(セットプレーなどで上田がファーサイドに立ち、キッカーが)対角に蹴っていたのも『サイドでスローインにする』という話もしていた。そうやって試合時間とチームの状況・相手の状況に応じて選択を変えていかないといけない。監督はそういったことを求めているけれど、それを実行に移せない。そこがこういう試合に勝てない原因なのかなと思います」

 上田がプレーしていた鹿島アントラーズはJリーグが始まった時期から「勝者のDNA」が連綿と受け継がれているクラブ。勝っている試合の締めくくり方がとても上手い印象がある。

「そういうことです。日本にはもしかしたら規格外の選手もいないし、インテンシティーも低いかもしれないけれど、日本人には柔軟性とかがありますよね。日本代表とかでも、おそらくそういうことは起きない。アクシデントで失点することはあったとしても、何が今一番、されてはいけないことで、どこを守ることが大事なのか。頑張って戻ってクロスを上げさせない。その1秒を相手に遅らせることで何かが変わるかもしれない。

 監督は『よく戦った』と言ってくれますけれど、それはもう選手がどうにかしないといけないですよね。僕はそう思います」
 
 もちろん、自身にも反省はある。

「僕にもヘディングのチャンスがあったので、そういうのを決めないとこういう展開になります。前半も再三チャンスはあったので、そういうのは沈めていかなければなりません」

 2位死守=チャンピオンズリーグ・グループフェイズのストレートインはフェイエノールトにとって競技面でも経営面でも重要ごとだ。

 チームのことを思いながら、背番号9はインタビューをこう締めた。

「もっと勝負にこだわらないといけない。個人的な結果やアピールも大事ですが、チームとして戦っている以上、みんなで理解して(勝利に向かって)やらなければなりません」

取材・文●中田 徹
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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